トランプ大統領は29日から2日間の日程で来韓する可能性が高く、29日に韓米首脳会談と夕食会を開催する方向で韓米当局が調整しているという。
習主席の来韓日程は確定していないものの、30日に慶州で韓中首脳会談と夕食会を開く案が現時点では有力という。
国賓はソウルで迎えるのが通常だが、今回はAPEC首脳会議が開かれる慶州で迎えることになる見通しだ。そのため歓迎式などが簡素化される可能性もある。
APEC首脳会議に合わせて開かれると予想されていた米中首脳会談は貿易摩擦の再燃により不透明な状況だ。現時点では30日に開かれる可能性があるとの見方が出ている。
ただ外交当局は米中首脳会談の実現とは関係なく、トランプ大統領と習主席の国賓訪問は実現すると判断している。
中国が先ごろ、韓国造船大手ハンファオーシャンの米国子会社に制裁を科すと発表したことで、習氏の来韓への影響が取り沙汰されたが、懸念はないようだ。
一方、趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は先月17日、北京で中国の王毅・共産党政治局員兼外相と会談し、APEC首脳会議前の王氏の来韓を要請したが、王氏の中国内での日程調整がつかず、次官や次官補が来韓して習氏の来韓に関連した準備を進めるとみられる。
韓国側の関係者は、王氏の来韓について「(中止は)確定ではない」としながらも、事前準備が整っていれば、王氏が来韓する必要はないとの見方を示した。
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