6人はサムスン電子側とAIインフラ整備計画での協力方向について踏み込んだ協議をしたという。
また6人は平沢事業所にある半導体製造ラインを視察し、同社の開発・供給能力を確認。AI向けに大容量のデータ処理を可能にした先端品「広帯域メモリー(HBM)」やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)などの製品群を確認し、サムスン電子の半導体技術に接した。
オープンAI関係者はサムスン電子の技術に大きな関心を示したという。
サムスン電子にとって平沢事業所はDRAMの生産能力で世界1位を維持するための重要拠点。
米調査会社のオムディアは、2025年のサムスン電子のDRAM生産量のうち、平沢事業所で生産される割合が49%で、来年は53%まで増えると予想している。
オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)も昨年1月に同地を訪れ、半導体の生産ラインを視察した。
オープンAI関係者の今回の訪問が両社の協力の実質的基盤を強めると同時に、グローバルAIインフラ協力の信頼を固める機会になったと業界はみている。
業界関係者は世界最大規模の半導体生産拠点を訪問し、サムスン電子に対する信頼をさらに強固にするきっかけになったとも評価した。
オープンAIはソフトバンクグループ(SBG)や米IT大手オラクルと共にAI普及に対応するインフラ整備計画「スターゲート」を進めており、サムスン電子は同計画に必要な月産90万枚のDRAMの調達に協力する内容の意向書をオープンAIと交わした。
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