パク・チャヌク監督『仕方ない』、33万人動員で初日1位スタート…『破墓』『ソウルの春』の記録を超える＝韓国

韓国で緊張とユーモアが交錯する展開と、唯一無二の俳優陣のシナジーによって高評価を受けている映画『仕方ない』（パク・チャヌク監督）が、公開初日で33万1518人の観客を動員し、圧倒的な成績でボックスオフィス1位を獲得した。

韓国映画「仕方ない」のキャスト、公開日、あらすじ

　『仕方ない』は、人生に満足し「すべてを手に入れた」と感じていた会社員のマンス（イ・ビョンホン）が突然解雇され、妻と2人の子供を守り、ようやく手に入れた家を死守しようと、自身の「再就職戦争」を繰り広げる物語。韓国映画として今年最大の前売販売数を記録し、早くから興行が予想されていた本作は、公開初日に33万1518人を動員。これまでのパク・チャヌク監督作の中で最高のオープニングスコアを記録し、2022年に話題となった『別れる決心』（初日11万4589人）はもちろん、監督の最高ヒット作『お嬢さん』（初日29万24人）や『親切なクムジャさん』（初日27万9413人）も一気に超える爆発的な勢いを見せている。

　さらに、昨年1,000万人を動員した大ヒット作『破墓』（初日33万118人）や、2023年最多観客数を誇る『ソウルの春』（初日20万3813人）すら上回るオープニング記録であり、秋夕の連休にかけて続く『仕方ない』の快進撃に期待が高まっている。

　実際、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、同日午前8時の時点で『仕方ない』の前売券販売枚数は21万枚を超えており、断固たる1位をキープしている。公開初週末の興行成績に大きな注目が集まっている。

　さらに、パク・チャヌク監督の独創的な作品世界に、イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンといった実力派俳優たちの熱演が、観客の熱狂的な反応を呼んでいる。「劇場で観たからこそより特別に感じた映画」「没入感がすごすぎて目が離せなかった」「パク・チャヌク監督、またやってくれた」「俳優たちのケミ（相性）が最高だった」「痛くて、悲しくて、笑えて、アイロニカルな感情が魅力的だった」「間違いなく今年の最高傑作」「信頼して観られる美しいミザンセーヌとOST」「小道具、色彩、照明まで細部が生きていて、観る楽しさがある」など、絶賛の声が続出している。

　このように、公開初日に圧倒的なボックスオフィス1位を記録し劇場界を席巻した『仕方ない』は、密度の高いプロダクションと余韻を残す「笑って泣ける」ストーリーで観客を魅了している。

　信頼と実績の俳優陣の共演、ドラマチックな展開、美しい映像美、緻密な演出、そしてブラックコメディの要素まで加わったパク・チャヌク監督の新作映画『仕方ない』は、全国の劇場で絶賛上映中。