<W解説>韓国メディア、「村山談話」などの歴史認識を引き継ぐとする高市首相に指摘

高市早苗首相は今月7日、就任後初めて臨んだ衆院予算委員会で、歴史認識に関する野党議員の質問に答えた。高市氏は「歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、これからも引き継ぐ」と述べた。高市氏は、先月17日に死去した村山富市元首相が、在任中の1995年に「植民地支配への反省と謝罪」を表明した「村山談話」について首相就任前に度々反対の姿勢を示してきた。この日の高市氏の答弁について伝えた韓国紙のハンギョレは、「高市首相がこの日引き継ぐと述べた『歴代内閣の談話』は村山談話だけではない」と指摘。「『これ以上謝らない日本』を標榜した安倍（晋三）談話まで、高市首相は引き継ぐ考えを明らかにしたものとみられる」と伝えた。