「ゴムボートに中国語が書かれたパン」…相次ぐ中国人の密入国=韓国
「ゴムボートに中国語が書かれたパン」…相次ぐ中国人の密入国=韓国
中国人がゴムボートに乗り密入国する事例が相次いでいる。

チェジュ(済州)西部警察署は8日、ソギポ(西帰浦)市のモーテルで40代の中国人A容疑者を出入国管理法違反の容疑で検挙したと、9日明らかにした。

A容疑者は7日午後、中国南東部の江蘇省南通市から90馬力のエンジンが設置されたゴムボートに乗り、8日未明に済州市ハンギョン(翰京)面ヨンス(龍水)里の海岸から密入国したと調査された。直線で約460キロメートル離れた距離をゴムボートで移動したことになる。

ある住民が8日に正体不明のゴムボートがあることを発見し海洋警察に通報したことで捜査が始まった。ゴムボートにはオイルタンク12本と救命胴衣6着、パッケージに中国語が表記されたパンをはじめとした非常食、釣りざおなどがあった。

A容疑者は過去に無ビザで済州島に入国し不法滞在をし、昨年1月に自主申告して追放されたことがあると調査された。

密入国したのはA容疑者だけではなかった。A容疑者が乗ったゴムボートにはそのほかにも5人の中国人がいたとA容疑者が陳述しているという。警察や海洋警察などは残りの中国人を追跡している。

これに先立ち、インチョン(仁川)でもことし3月に30馬力のエンジンが設置されたゴムボートに乗り密入国を試みた中国人の男女2人が検挙されている。2人は3月7日午後6時ごろ中国山東省龍城市からゴムボートに乗り、20時間かけて234キロメートルを航海し、翌日、仁川市オンジン(甕津)区から密入国を試みたと伝えられた。
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