4日(現地時間)の地元日刊紙サバナ・モーニング・ニュース(SMN)によると、HSIとICEはこの日、現代自動車グループ米国メタプラント(HMGMA)敷地内のバッテリー工場建設現場で刑事捜索令状を執行した。この過程でヘリコプターが上空を旋回し、ジョージア州巡察隊(GSP)の車両が工場の進入路を封鎖して外部からの出入りを遮断した。
SMNの取材陣は現場で立ち入りを制限され、現代自動車側の要請で私有地から退去措置を受けた。ただし、乗客用バス3台、ワゴン車1台、身元が確認されていない黒色の車両数台、一部の巡察隊車両は出入りを許可されたことが確認された。一日を通して車両やトラックが工場から出ていく様子も目撃された。
当局はこれまでに逮捕者数や捜索作戦の正確な開始時点など具体的な情報は公開していない。ただ、ICEが押収捜索の主体であった点から、不法滞在外国人の取り締まりの一環であった可能性が取り沙汰されている。
現代自動車‐LGエナジーソリューション・ジョージア州(HL-GA)バッテリー合弁会社の対外協力担当メアリー・ベス・ケネディはこの日午後の声明で「建設現場での当局の活動に関して全面的に協力している」とし、「捜査協力のため現在建設を一時中断している」と明らかにした。さらに「追加で提供できる情報はない」と付け加えた。
ジョージア州巡察隊情報担当クリスタル・ザイオン大尉も「現代自動車バッテリー工場建設現場でHSIの刑事捜索令状執行を支援した」と確認したが、詳しい内容についてはHSIに問い合わせるよう伝えた。
HL-GAは2023年、現代自動車とLGエナジーソリューションが75億9,000万ドルを投じて建設中の電気自動車バッテリー合弁工場である。持分比率は5対5。当初は今年の工事完了を目標としていたが1年遅れた。米国ジョージア州ブライアン郡に工場が設けられ、2028年までに年間約30万台(30GWh)規模の電気自動車に搭載可能なバッテリーを生産する計画だ。
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