2日の記者会見に臨む姜由楨報道官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官は4日の記者会見で、世界文化遺産「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)を巡り、日本側が開催する労働者のための追悼式に、韓国政府が昨年に続き今年も参加しない方針を決めたことに関連し、労働の「強制性」について韓日間で隔たりがあったことに触れながら「強制性という用語は15年前までは日本も認めていた用語だ」と指摘した。そのうえで、「先の韓日首脳会談を通じて、一歩進んだ(方向へと)韓日関係にかなりの変化があったことを確認し、過去を直視しながら未来を見る関係に進むことにしたが、もう少し深く見たり、もう少し努力したりする部分が互いにあるのではないかと思う」と述べた。
また日本との関係について、近くはあるものの複雑かつ多様な問題を抱えた隣国関係とし、「この関係の中で少し残念な部分もなくはない」と述べた。
姜氏は「結局日本も国内政治の問題がかなり外交に影響を及ぼすのではないかと推測する」と述べた。
韓国政府はこの日、朝鮮半島出身者が強制労働を強いられた佐渡島の金山の労働者追悼式に今年も参加しない方針を決めたと明らかにした。追悼の辞の内容に日本側が労働の「強制性」を盛り込まなかったことを受け、参加を見合わせた。
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