4日韓国法曹界によると、ソウル中央地方裁判所は3日、尊属傷害致死などの容疑を持たれているA被告、B被告の兄弟に対する初公判を開いた。
A被告兄弟側の弁護人は、「意図的に母親を傷害することを共謀した事実はない」とし、「財産の処分と関連し意見の対立により感情が激しくなった状況で、母親が腹を立てたため兄が制止した事実がある」と説明した。
また、「母親はあざがよくできる体質で、『ワルファリン』という薬物を長期間服用していたため、あざができやすく、広がる副作用があった」とし、「母親を制止する過程で生じたあざは説明可能だが、それにより母親が亡くなったというのは別の問題だ。認めることはできない」と主張した。
この弁護人はB被告についても、「A被告が母親を制止する過程で同調行為をした事実は全くない」と述べた。
A被告らはことし4月7日、母親のCさんの居住地で別の子どもに贈与した財産を自分たちにも分配してほしいという要求をCさんが拒否したため暴行し、死に至らせた容疑で裁判にかけられた。
A被告兄弟は数百億ウォン台(約数十億円台)の財産を所有する母親が自分らに別の兄弟より少ない財産を譲り渡すことに不満を抱いたと検察はみている。
検察はA被告兄弟が昨年にも財産分配に不満を持ち、3回にわたり暴言や脅迫などの情緒虐待を加えたと判断した。
検察は目撃者や近隣住民らを証人として申請する方針だ。
A被告らの次回の裁判は16日に開かれる。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 85