テグ(大邱)地方裁判所は特殊傷害などの容疑で起訴されたA被告(50・女)に懲役1年6か月、執行猶予3年の刑を宣告し、2年間の保護観察、120時間の社会奉仕を命令したと1日明らかにした。
A被告はことし6月2日、大邱市トン(東)区にある中学校の給食室で校長(61・女)に「今、ご飯を食べている場合か」と暴言を吐き、2週間の治療が必要な傷害を負わせた容疑で裁判にかけられた。
調査の結果、手に持っていた給食のトレーを校長の頭の上でひっくり返して食べ物をかけ、空になったトレーを頭に向けて投げ、胸ぐらをつかんで揺すったことがわかった。
子どもの問題で相談をするため校長のもとを訪れていたA被告は、校長が自分を待たずに給食室で食事をしていたという理由で腹が立ち、このような犯行に至ったという。
暴力を振るったA被告は当時、帰宅措置を取られたものの、食事をしていたことを問いただすため再び校長のもとを訪れ、学生生活安全部長の教師から20分間に2回、「出て行くように」と要求された。A被告はこれを無視し、通報を受け出動した警察官が到着するまで座り続けていたと伝えられた。
大邱地裁のチョン・ミョンファン判事は、「多くの学生がいる場で頭に食べ物をかけた行為は被害者だけでなくその場面を目撃した先生や学生らに相当な精神的ショックを与えたとみられる」とし、「被害者から許されていない点、罪を認めている点、トレーで直接攻撃してはいない点、傷害がさほど重くはない点などを総合した」と量刑の理由を説明した。
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