ゲイツ氏は米国で25日に開かれる予定の韓米首脳会談について触れ、トランプ大統領との対話で成果が得られるよう健闘を祈り、李大統領は「難しいことだが賢明に対話する」と述べた。
またゲイツ氏はSMRについて、「AI(人工知能)や半導体など先端産業分野の電力需要の増加に対する効果的な解決策になりうる」とし、李大統領は「韓国政府も次世代型原発の建設に高い関心を持っている」と述べた。また李大統領は「韓国こそSMRの強者になれる」とし、海外市場でも韓国がSMRの分野で強みを持っていると強調した。
約3年ぶりに訪韓したゲイツ氏はゲイツ財団を通じて各種ワクチン開発など保健分野で活発な活動を行っており、SMRの開発を手掛ける米テラパワーの創業者でもある。
李大統領はゲイツ氏の活動について、「地球と人類全体のための公共活動に敬意を表する」とし「韓国政府も共に歩む方法を最大限探す」と伝えた。
ゲイツ氏は「先日、財団発足25周年を記念し、すべての財産と財団基金を20年内に使うと表明した」として「2000億ドル(約29兆4760億円)の資産を使い、世界の保健分野(の改善)に焦点を合わせる」と紹介した。また「今後20年間、児童の死亡者数を年間200万人以下に減らすという目標を持っている」とし、「今より児童の死亡者数を80%減らす」と説明した。
そのうえで、「韓国はこの分野で核心的な役割を果たす方法を持っている」として、「その一つ目は韓国の革新的な製品を通じて役割を担うことだ。韓国のバイオサイエンス製品は驚異的なレベルだ」と強調した。
ゲイツ氏は国際ワクチン研究所(IVI)本部をはじめ、SDバイオセンサー、SKバイオサイエンス、LG化学、ユバイオロジックスなど世界的なバイオ関連企業が韓国に集まっており、韓国において同分野が大きく成長し、重要な産業に発展したと評価した。また世界は大きく変化しており、韓国にとっては戦略を再点検し、「ソリューション開発」分野での足場を強固にする大きな機会だと指摘した。
そのほかにもゲイツ氏は「世界でほぼ唯一、福祉受益国から供与国に変貌した韓国が世界の保健改善に今後も寄与することを希望する」と期待した。
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