経営に失敗した事業者の回復の場、再起中小企業開発院＝韓国

再起中小企業開発院が、キョンサンナムド（慶尚南道）トンヨン（統営）市にある研修施設を、中小企業や小規模事業者の経営者向け休息スペースとして開放したと発表した。

同院は毎年上半期に1回ずつ、失敗を経験した経営者たちの再起を支援する「再挑戦ヒーリングキャンプ」を開催している。今回はこれ以外の期間も同院を活用できるよう、事前予約制で開放することを決定した。

滞在は1週間単位となり、1人当たり1日1万ウォン（約1100円）程度の利用料を申し受ける。これには宿泊代と食事代が含まれる。

自然と共に心身を鍛錬し、休息しながら新たな進路を探す目的であれば、誰でも利用が可能だ。参加者自身の内省と瞑想を通じたメンタルの治癒、心身の鍛錬を通じた健康管理と自信の回復などが見込める。

同院は、MSガスグループのチョン・ウォンテ会長が私財を投じて廃校を改修して開設した。2011年9月には、現在の中小ベンチャー企業部から益財団法人の設立認可を受けた。

チョン会長は「廃業する小規模事業者数は、1年に100万人を超えている。当院は中小企業の経営者や小規模事業者に再挑戦するための教育を行い、再起できるよう自信と勇気を与えていく」と述べた。