国民任命式であいさつする李在明大統領夫妻=15日、ソウル(聯合ニュース)
国民任命式であいさつする李在明大統領夫妻=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で日本の植民地支配からの解放記念日「光復節」を迎えた15日夜、李在明(イ・ジェミョン)大統領の「国民任命式」がソウルの光化門広場で開催された。李大統領は「国民に捧げる手紙」を朗読し、「大韓民国の主権者の忠実な働き手として国民だけを信じて『国民が主人の国』『国民が幸せな国』に向かって直進する」と表明した。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の罷免に伴い実施された大統領選で当選した李大統領は、前政権からの引継ぎ期間なしに大統領選翌日の6月4日に就任した。このため、就任式に代わる行事として、国民代表から直接任命状を授与されるという形式で国民任命式が開催された。

 李大統領は「国民の切実な願いが込められた任命状を渡され、限りない栄光と重い責任感を感じる」と述べた。

 また、「『国民主権政府』は国政運営の哲学とビジョンの中心に常に権力の源泉である国民を置く」と強調。少子高齢化対策や平和で安全な国の実現、文化人・アスリートへの支援のほか、企業の成長や競争力向上、科学技術の革新へ向けた支援を約束した。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40