BTS(防弾少年団) の最新ニュースまとめ
28日(本日)、韓国音楽コンテンツ協会が運営するサークルチャートによると、ことしの上半期アルバムチャート基準1~400位まで集計したトップ400の総アルバム売上量が、約4248万枚を記録した。
これは昨年、同期間で記録した4670万3205枚より、約420万枚(増減率9.03%)減った数値だ。上半期の歴代最高アルバム売上量を記録した2023年5487万4493枚よりは、1238万8200枚(29.16%)も減った。
全体のアルバム売上量が減ったのは、アルバムを100万枚以上売り上げるミリオンセラーグループの数が減少したからだ。この期間、100万枚以上を売り上げたグループは計7チーム。昨年より2グループが減った。300万枚以上の売り上げ高を上げたアルバムも、昨年には1枚(SEVENTEEN)出たが、ことしはなかった。
ことし発売したアルバムのうち、最も多くの売上量を記録したグループは「SEVENTEEN」だ。10周年を迎えてリリースした「Happy Burstday」が、253万5883枚を記録して1位にランクインした。
2位は、「ENHYPEN」で「DESIRE : UNLEASH」が、209万9514枚を売り上げた。2グループだけが200万枚以上売り上げて、3位から7位までは100万枚を越えたグループだった。「IVE」(アルバム売上量142万5992枚)をはじめとし、4位「RIIZE」(141万3171枚)、5位「ZEROBASEONE」(128万5414枚)、6位「BOYNEXTDOOR」(114万162枚)、7位「NCT WISH」(113万4872枚)らが上がった。8から10位は、それぞれ「i-dle」(97万6620枚)、「aespa」(88万9776枚)、「PLAVE」(82万4696枚)らが占めた。
新譜に加え旧譜の売上量が加わると、順位にも多少変動が生じる。ただし、1~2位は、順位が変わらなかった。ことしの上半期のフィジカルアルバム売上量シェアで、圧倒的1位を占めたグループは「SEVENTEEN」。計13枚のアルバムが325万4391枚売れた。また売上量のシェアは、7.7%にもなった。ただ、前年の同期対比アルバム売上量は、約117万枚減少した。2位の「ENHYPEN」も、13枚のアルバムが等しく売れて、計265万3167枚(シェア6.2%)の売上高を記録した。
旧譜の売上量が重要なのは、該当のグループの成長の可能性を見せる指標であるからだ。業界関係者は、「旧譜の売上量は、該当のグループが、いまだに新規のファンが増えているという点を見せてくれている」とし、「変わらずファンダムを拡張することができるグループ」と説明した。
また3位に上がった「RIIZE」も、50万枚ほどの旧譜の売上量が加わってくる上半期、193万枚の総売上高を記録した。このランキングのトップ10では、「aespa」が抜け、「G-DRAGON」が名を連ねた。G-DRAGONはことしの2月、アルバム「Übermensch(ウーバーメンシュ)」をリリースし、ことしの上半期の間に旧譜を含む計3枚のアルバムが幅広く売れて、110万5688枚の売上高で10位に安着した。
さらにアルバムの売上量と共に、輸出額も急減した。関税庁輸出入貿易統計によると、ことしの1~6月のアルバム輸出額は、計1億1442万5000ドル(約1595億ウォン)で、前年の同期対比11.6%減った。2023年に1億3296万5000ドル(約1853億ウォン)を記録して2年連続下落傾向だ。
特に、K-POPの主要輸出国を中心とした減少推移が目立つ。日本が3909万5000ドル(約545億ウォン)で輸出額が最も多かったが、これは前年の同期対比15%減少した数値だ。全体のアルバム輸出額の減少よりも、大きい幅の下落傾向だ。
一方、中国は昨年の同期間より9.3%増加して、2010万2000ドル(約280億ウォン)で2位になった。中国は、すでに昨年にも前年比43.3%の輸出金額が増加した。
アメリカは、36.1%も減少した1945万2000ドル(約272億ウォン)で、3位に下がった。韓国の音楽専門データジャーナリストは、「アメリカは昨年1年間にも、前年比輸出金額増加が停滞された」とし、「『BTS(防弾少年団)』と『BLACKPINK』以降、西欧圏で最適化されたK-POPアイドル歌手が不在なことが、北米地域のことしの上半期フィジカルアルバム輸出に、少し否定的な影響を与えたものと判断されると分析した。
3か国以外には台湾、ドイツ、香港、オランダ、カナダ、フランス、イギリスなどが上半期のアルバム輸出対象国トップ10にランクインした。
このように、アルバム売上量と輸出額が減少したのはポスト「BTS」、「BLACKPINK」が登場していない点に、原因があると思われる。世界ポップ市場で、ビッグ2に挙げられる「BTS」と「BLACKPINK」をはじめとし、海外マーケットを席巻する「SEVENTEEN」、「TWICE」、「Stray Kids」らの牙城を引き継いでいく、次世代スーパーIP(知識財産権)が登場していないということが、最も大きい危機という説明だ。
ある大手音楽芸能事務所の関係者は、「『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』の仮想アイドルグループの音楽が、米ビルボードや音源プラットフォームSpotifyで人気を集めているが、ここ2年でデビューしたK-POPグループは、大きな力を発揮することができていない」とし、「新人グループのデビューを準備する過程で、どうやって変わった音楽環境と消費者向けのグループを披露していけるのか、苦心している」と伝えた。
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