突然特検調査を拒否した尹錫悦前大統領「初の検察対面調査は不発になるか」
突然特検調査を拒否した尹錫悦前大統領「初の検察対面調査は不発になるか」
12・3非常戒厳関連の内乱容疑被疑者であるユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領は28日、検察に出頭したが、午後に入って突然特検調査を拒否して持ちこたえている。内乱捜査特検チームはこれ以上調査を受けない場合、出席拒否と見なして決断を下すと警告した。検察で進めている尹錫悦前大統領に対する対面調査が不発になる可能性も予想される。

尹錫悦前大統領はこの日午前、チョ・ウンソク内乱特別検事チームに被疑者として出頭した。特検が発足してから16日ぶりとなる。

特検チームは同日午前10時14分から昼の12時44分まで、尹錫悦前大統領に対する午前の調査を終えた。その後、昼食後の午後1時30分から調査を再開しようとしたが、尹錫悦前大統領の弁護団側は調査者の交代を要求して、事実上調査を拒否している状況だ。

尹錫悦前大統領側が検察の調査過程で尋問に参加した警察庁重大犯罪捜査課のパク・チャンファン課長(総警、日本の警視に相当)について、すでに尹錫悦前大統領側から不法逮捕指示の容疑で告発された人物という理由で調査を拒否している。ことし1月に高位公職者犯罪捜査処が尹錫悦前大統領に対する逮捕令状の執行を試みた当時、パク・チャンフン総警が不法逮捕を指揮したという主張を展開している。尹錫悦前大統領の法律代理人団側は「加害者が被害者を調査する格」と主張して、調査拒否の意思を明らかにした。

これに対して、特検チームに属するパク・ジヨン特検補は、「弁護人が虚偽事実で捜査を妨害することは一線を越える行為」とし「弁護団が虚偽事実を流布しながら捜査を妨害するものと評価するほかはなく、捜査妨害に対する捜査に着手する」と述べた。

続けて、「弁護団の中で虚偽事実を流布して捜査を妨害する方に対しては、捜査に着手して弁護士協会に懲戒を請求することも検討する」と付け加えた。

尹錫悦前大統領が引き続き調査を拒否する場合、初の対面調査は不発に終わる可能性がある。これに備えて特検は法的措置を準備中だ。パク・ジヨン特検補は「(調査を拒否し続ける場合)刑事訴訟法による措置を検討する」とし、ただし「具体的に逮捕令状と断定するのは難しい」と述べた。
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