大型タクシー配車の運転手、中高年の創業分野として浮上=韓国
大型タクシー配車の運転手、中高年の創業分野として浮上=韓国
大型タクシー配車を中心とした高級タクシーが、引退した中高年の創業分野として浮上している。

2024年における全体の創業数は約118万3000件で、前年比4.5%減少した。一方、韓国交通安全公団によると、タクシー運転手向け研修教育の申請者数は2024年7~9月期の6569人から、2025年1~3月期には7600人へと16%増加した。

特に注目度が高いのは大型タクシーだ。例えばカカオモビリティーによる「カカオTベンティ」に新規登録された運転手は、前年比30%以上増加している。

カカオモビリティーの関係者は「カカオベンティの1日平均労働時間は6.3時間。配車数が8~9回程度でも、中型タクシーで10時間程度稼働した場合と同様の収入を得ることができる。大企業の部長や退役軍人、公務員など職位が高かった人が運転手になるケースが多い」と話している。

専門家は、こうした潮流が短期で終わってはならないと指摘する。漢陽大学都市大学院のコ・ジュンホ教授は「自営業者の平均生存期間は5年にも満たず、月平均の収益も最低賃金を超えることが難しいのが現実。引退時期も以前に比べて早まっている。政府が再就業教育を行うなど、関連の精度を活性化することが必要」と述べている。
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