イベントはBTSのデビュー日(6月13日)に合わせて毎年行われており、今年は7人のメンバー全員が兵役の義務を終えて活動を再開することから、展示場の二つのホールに約20のブースを設ける大規模なものとなった。
KINTEXの周辺はイベントの開幕前からBTSを象徴する紫色の服を着たファンの「ARMY(アーミー)」でにぎわった。展示場の前には入場待ちのファンが長蛇の列をつくり、紫色の旗を先頭に会場に向かう団体観光客もみられた。
展示場に入ると、公式ペンライトを模した大型オブジェが目についた。完全体での活動再開を期待して集まったファンらは、白く光るオブジェの前で持参したフォトカードやペンライトを手に写真撮影に熱中した。
BTSが受賞した音楽賞などのトロフィーを展示する「トロフィーゾーン」も注目を集めた。ここには2013年の「メロンミュージックアワード(MMA)」新人賞や、初めて海外で受賞した17年の「ビルボード・ミュージック・アワード」のトロフィーなどが展示されている。
このほか、メンバーの声を聞ける「ボイスゾーン」、ファンがオリジナルの香り袋を作れる「DIYゾーン」など思い出に残るさまざまなプログラムが用意された。
来場したファンらは、メンバーが元気に帰ってきたことを一様に喜び、完全体でのステージが楽しみだとしながらも、メンバーが十分に休んでから活動することを願うと明かした。
休みを取って会場を訪れた40代の会社員は「本当につらかった時期にBTSの『00:00(Zero O'Clock)』を聞いて慰められ、ファンになりました」とし、「メンバーが戻ってきたことが本当にうれしく、これから幸せにイベントを楽しめるという安堵感があります」と話した。
フランス国籍の20代のファンは、BTSのヒット曲「Dynamite」が流れると一緒に来た友人たちと口ずさみ、喜びをあらわにした。
このファンは「完全体で発売するアルバムとコンサートが今から楽しみです」とする一方で「まずは休息を取って復帰に対するプレッシャーを感じないよう願っています。軍隊(服務中)の2年も待ったので、私たちはもう少し待てます」とメッセージを伝えた。
友人も「本当に長い間復帰を待っていました」とし、「2016年からのファンですが、ARMYがメンバーを愛している分、彼らが私たちに愛を返してくれるので感謝しています」と語った。
13、14の両日には、ソウル近郊の高陽総合運動場でJ-HOPE(ジェイホープ)のソロワールドツアーのアンコール公演「HOPE ON THE STAGE FINAL」も開催される。
BTSはメンバー7人のうち6人が軍服務を終え、社会服務要員(兵役代替服務制度の一つ)として勤務中のSUGAも21日に招集解除を迎える。
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