4日、李大統領は引継ぎ委員会の開催を持たずに任期を開始した。そのため李大統領の就任式は、特別な行事なしに就任宣誓と就任演説の発表だけを簡素に行うにとどまった。
この日に開かれた就任宣誓には主要省庁の要人と国務委員、国会議員など約300人が参加した。この中で断然目を引いたのは李俊錫議員だった。
午前11時ごろに李大統領が就任式場に入場すると、出席者の大半が起立して拍手をしたが、李俊錫議員や国民の力のキム・ヨンテ非常対策委員長、改革新党のチョン・ハラム代表権限代行などは起立はしたものの、拍手はしなかった。
これについて李俊錫議員は朝鮮日報との通話インタビューで「就任式で私のための席が準備されていたと聞いており、私の判断により参加した」と述べ、「大統領選の候補者としてではなく、国会議員の資格で参加した」と語った。
さらに李俊錫議員は、「(李大統領と)選挙を熾烈に争ったとしても、新政権の発足において野党議員として守るべき礼儀を守りたいという思いで参加したと理解してほしい」と述べた。
李俊錫議員は就任式の場で李大統領と特別な対話はできなかったが、電話で「選挙ではお互いに苦労した」という趣旨の会話を交わしたと伝えた。
李俊錫議員はこの日フェイスブックを通じても「李在明大統領の就任を祝う」として「新しいスタートを前にして期待と懸念が交錯するのは、韓国がより良い道に進むことを願う心が皆にあるからだろう」と明らかにした。
さらに「経済危機と民間生活の困難を共に乗り越えていくためには、与野党も陣営も超えた協力が必要だ。今は国民だけを見て手を取り合う時だ」と強調した。
李俊錫議員は今回の大統領選挙で国民の力のキム・ムンス(金文洙)候補との一本化をめぐって関心を集めたが譲る選択はせず、8.34%の得票率を記録した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107