故キム・セロンさん逝去から3か月...遺作「ギターマン」がきょうベールを脱ぐ
故キム・セロンさん逝去から3か月...遺作「ギターマン」がきょうベールを脱ぐ
キム・セロンさんの遺作「ギターマン」が韓国国内公開を控え、21日(きょう)試写会でベールを脱ぐ。キム・セロンさんがこの世を去って約3か月だ。

キム・セロン の最新ニュースまとめ

映画「ギターマン」は、21日午前にソウルのロッテシネマワールドタワー店でマスコミ配給試写会を行う。

「ギターマン」は荒い世界の中で希望の歌であり、惜しくも人生の幕を閉じた故キム・セロンさんの遺作だ。映画「ギターマン」は来たる30日の正式公開を前にこの日マスコミ・配給試写会とGV(観客と対話)で観客との出会いを持つ。この日は試写会直後にイ・ソンジョン監督の記者閑談会及びインタビューも予定されている。

「ギターマン」は荒い現実の中でも音楽と縁を通じて希望を探そうとする天才ギタリストの喪失と愛、旅程を描いた音楽映画だ。歌手でありソンウォン製薬代表である製作者イ・ソンジョンが企画から制作、演出、主演まで担う。映画の主人公”ギチョル”(イ・ソンジョン)はお金が無く浮ついた生活をしている天才ギタリストだ。知人の紹介でライブクラブバンド「ボルケーノ」のギタリストになったギチョルは、キーボーディストユジン(キム・セロン)をはじめとする「ボルケーノ」メンバーたちと意気投合し世界に対する希望を探しに向かう。

「ギターマン」はユジンを演じた故キム・セロンさんの残念な出来事が大衆の知るところとなり、大きく注目を浴びている。現在tumblbugで「ギターマン」の特別試写会を目標にするクラウドファンディングが行われている。

ギチョルは速く変わる世間に適応できなかった。世間に向かって壁を作ったギチョルは無関心名態度で周囲の人たちを寄せ付けない。それに反してユジンと「ボルケーノ」メンバーたちはギチョルにいつも本心だけを見せ、優しさと情熱を通じてギチョルの壁を氷のように溶かしていった。幸せに終わりそうな映画はギチョル の過ちで今一度冷たい現実にぶつかる。ギチョルを追う過去が何なのか、ギチョルとユジン、「ボルケーノ」メンバーたちの関係がどのようになったのか、絵尾がは最後まで緊張感を持っている。

これに先立ち、先月28日に公開された映画「ギターマン」のOST「痛みのない世界」も話題を集めた。ギチョルを演じた俳優であり映画の共同演出をしたイ・ソンジョン監督が作詞・作曲とボーカルを担った。苦しい現実を生きていく人たちに小さな慰めと希望を伝えようとする「痛みのない世界」は、「生きるのが簡単じゃない」、「痛みのない世界で幸せに」など、温かいメッセージを伝える。

「ギターマン」を撮影し、故キム・セロンさんと親しくなったイ・ソンジョン監督は、「故キム・セロンさんは映画の現場で明るいエナジーをたくさん見せ、情熱もあふれていたのでかっこよく復帰することを願っていたが、OSTのタイトルのように痛みのない世界で幸せだったら嬉しい」とし、「『ギターマン』OST音源の収益は韓国生命尊重希望センターに全額寄付する」と伝えた。「痛みのない世界」の音源とMVは現在各音源サイトを通じて確認できる。

映画「ギターマン」は来たる30日に韓国で劇場公開となる。一方、故キム・セロンさんは去る2月16日にこの世を去った。「ギターマン」で確認できる故キム・セロンさんの最後の熱演に関心が注がれている。
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