新世界グループの鄭溶鎮会長(資料写真)=(聯合ニュース)
新世界グループの鄭溶鎮会長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国小売り大手・新世界グループの鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)会長がカタールでトランプ米大統領と対面したことが15日、分かった。

 韓国財界関係者によると、鄭氏は14日(現地時間)、カタールを訪問しているトランプ氏のため同国のタミム首長が主催した晩さん会に出席した。アジアの企業人としては鄭氏が唯一招待を受けたという。

 鄭氏は晩さん会でトランプ氏とあいさつを交わし、同氏はタミム首長に鄭氏を自身の息子の友人だと紹介したという。

 カタール側はトランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏と親交が深い鄭氏が米ホワイトハウスや米政府と意思疎通を図れる人物と判断し、晩さん会に招待したとされる。

 鄭氏がトランプ氏と対面するのは2回目となる。鄭氏は昨年12月、トランプ・ジュニア氏の招きでトランプ氏の私邸があるフロリダ州パームビーチを訪れ、大統領に返り咲く前のトランプ氏と対面した。

 鄭氏は第2次トランプ政権の陰の実力者とされるトランプ・ジュニア氏と4年間親交を深めてきた。トランプ・ジュニア氏はトランプ政権の通商圧力が高まっていた今年4月末に1泊2日の日程で韓国を訪れ、約20人の韓国企業のトップらと面会した。訪韓はトランプ政権との意思疎通チャンネルの構築を求める財界の要請を受けて鄭氏が主導した。


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