農場で笑顔を見せるアン・ボヒョン。(画像:画面キャプチャ)
農場で笑顔を見せるアン・ボヒョン。(画像:画面キャプチャ)
プサン(釜山)出身の俳優ホ・ソンテ、イ・シオンアン・ボヒョン、YouTuberクァク・ジュンビンの4人がオーストラリア・シドニーでワーキングホリデーに挑戦するtvN新バラエティー「釜山の田舎者inシドニー」(以下、「釜山の田舎者」)が始まった。

アン・ボヒョン の最新ニュースまとめ

4月23日(日)から毎週日曜放送で、全12話制作。演出を手掛けるのは、「ソウルの田舎者」、「見習い社長の営業日誌」シリーズのユ・ホジンPDだ。これまでタッグを組んできた俳優チャ・テヒョンではなく、メンバーがガラリと一新。ユ・ホジンPD自身が釜山出身であり、同郷の出演者をそろえ、新番組を立ち上げた形となる。

そのため、「ソウルの田舎者」のスピンオフなのかと思ったが、内容は全く違う。「釜山の田舎者」はメンバーたちがワーキングホリデーを利用し、得た収入で旅を楽しむという韓国初の“ワーキングホリデーバラエティー”。

とはいえ、実際にワーキングホリデービザを取得できるのは30歳までなので、ワーキングホリデービザを取得できたのはクァク・ジュンビンだけで、残りの3人は短期就労ビザを取得したらしい。ともかく、有名な観光スポットを巡りながら、美しい景色を背景に記念写真を撮ったり、おいしいものを食べたりするような和気あいあいとした旅バラエティーでないことは明白。メンバーたちがガチで現地の仕事を体験するため、“労働リアリティー”などと呼ばれたりも。“ワーキングホリデーバラエティー”とうたっているだけあって、メンバーたちの働きぶりにスポットが当てられている。

また、出演者のラインナップも新鮮だ。この中では、バラエティー経験が一番豊富なのがイ・シオン。「ソウルの田舎者」釜山編にゲスト出演したこともあり、ユ・ホジンPDとは唯一、接点があったメンバーでもある。また、「イカゲーム」のホ・ソンテ、「梨泰院クラス」のアン・ボヒョンは共に劇中で悪役を演じ、大ブレイクした俳優だが、バラエティーで見せる素顔は、当たり前だが役とは全く違うので、そのギャップが面白い。

そして何より海外ロケの場合、世界的に評価されている作品に出演しているというのは大きな武器になる。日本語と中国語ならあいさつ程度の簡単な会話はできると明かしたアン・ボヒョンに、クァク・ジュンビンが「日本ではスーパースターではないですか?」と聞くと、「いや」と否定したアン・ボヒョン。「梨泰院クラス」という作品がヒットしただけだと謙遜していたが、「梨泰院クラス」に出演していたと言えば、「あ~」と分かる人は多いだろう。

現地で銀行のカードを作りに行ったとき、受付の女性にイ・シオンがホ・ソンテのことを「Netflixマン」と紹介するシーンもあった。すると、女性職員たちが「イカゲーム」に出演していた俳優だと気付き、うれしそうに興奮するのを横目に、イ・シオンは自分のことを「No Netflixマン」と自虐的に説明し、笑いのポイントを作っていたが、やはり世界的にヒットした作品に出演しているというのは、それだけで外国人と一気にコミュニケーションがとれるので大きい。

そんなメンバーたちの仕事はというと、ホ・ソンテがカフェ、イ・シオンが掃除代行、アン・ボヒョンとクァク・ジュンビンが農場。3か所に分かれての仕事となり、どれも大変なのは間違いない。特に、農場はカフェ、掃除代行とは違い、職場に韓国人スタッフがいないので、言葉の壁もあるうえ、ひたすら黙々と野菜の収穫をしていく力仕事だ。

ところが、アン・ボヒョンは以前、「ペク・ジョンウォンの出張料理団」(tvN)でも体力のいる仕事をした経験があるからか、今回も爽やかにこなしている。農場経営者から年齢を聞かれ、(数え年で)36歳だと答えると、「17歳ではなく?見た目は本当に高校生かと思った」と驚かれる場面もあったが、疲れ知らずで、楽しみながら積極的に働いているようだ。 

今のところ、まだ4人の絡みというのは少ないが、今回の日程は10日間で、7日勤務、2日休みというスケジュールが組まれているようなので、“ホリデー”シーンなどでは4人の掛け合いがたっぷり見られるだろう。しかも“釜山の方言”でだ。初回の番組冒頭でいきなり「本番組では標準語がほとんど使われません。他地域の視聴者の皆さんの寛大なるご理解をお願いいたします」というテロップが出され、顔合わせでは釜山の方言で意気投合する4人の姿があったので、4人の方言トークも見どころの一つになりそうだ。

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