イ・ジュミが優勝確定後に歓呼している。(画像提供:wowkorea)
イ・ジュミが優勝確定後に歓呼している。(画像提供:wowkorea)
イ・ジュミ(李珠美/28)が16日、キョンギ(京畿)道・ヨジュ(驪州)市にあるFerrum Clubでおこなわれた韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー第4弾大会「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」(総額賞金10億ウォン)で最終合計12アンダーパー276打を記録し、自身初優勝を飾った。

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 2013年にプロデビューしたイ・ジュミはこれまで、147の大会に出場したが、1度も優勝したことがなかった。今大会前まで“トップ10”入りも3回のみで、最高成績は2021年、Daebo HausDで記録した5位タイだった。しかし、自身148大会目となる今回、4ラウンドで安定的なプレーを見せ優勝、賞金1億8000万ウォン(約1800万円)を手にし、昨シーズン全体の獲得賞金1億4540万ウォン(約1400万円)を超えた。

 イ・ジュミは優勝後の記者会見で「2ラウンドで何もうまくいかずにパットのみさえていたのだが、3ラウンドにはむしろ、パットもダメだった」とし、「最終日は幸い、ショットがうまくいき、ピンの近くに寄せられたためバーディーのチャンスが多くなり、良い結果につながった」と分析した。

 「KLPGAツアーでシードを守ったということは、ある程度、基本はできたということ」と多くの困難に勝った自身に高い点数を付けた彼女は「きょうの16番ホールで首位タイと確認したが、その時からとても緊張して大変だった」と述べた。また、「両親から『第2の人生を探してみてはどうか』と言われたが、始めたものは何が何でもやり遂げたかった」としながら、「良い結果を得て幸せだ」と心境を明かした。

 2部ツアーに落ちた娘にゴルフをやめるよう勧めた両親の心情をよく理解しているイ・ジュミは、改めて強い気持ちで出発したが、昨年は賞金順位58位で、60位までに与えられる正規ツアー出場資格を辛うじて守った。

 冬にはスウィングコーチでありキャディーを務めるイ・ドンソクプロと練習を重ねたという彼女。ついに生涯初優勝のトロフィーを掲げることになった。

 イ・ジュミは最終日、パク・チヨン、パク・ミンジ、パク・ヒョンギョンがいるチャンピオン組に入らなかったことを勝因に挙げた。パク・ミンジは2年連続で6勝し賞金王2連覇の最強者で、パク・チヨンは昨年の同大会優勝者、パク・ヒョンギョンもいつでも優勝が可能な選手だからだ。

 昨年まで懸念していた正規ツアー出場資格を2年間確保したイ・ジュミは「2年という時間ができた」と喜び、「これから、応援してくれるファンが増えるよう頑張りたい」と意気込んだ。

 最後までイ・ジュミを追撃していたキム・ミンビョル(19)は最強新人の誕生を予想されたが、惜しくも3位タイで大会を終え、3ラウンドまで首位を走り大会2連覇の可能性が高かったパク・チヨンは8位タイとなった。


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