駐米韓国大使に内定した趙賢東氏(資料写真)=(聯合ニュース)
駐米韓国大使に内定した趙賢東氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が駐米大使に趙賢東(チョ・ヒョンドン)外交部第1次官(63)を内定したことが30日、分かった。米政府にアグレマン(同意)を要請する方針だ。外交消息筋が明らかにした。

 前任の趙太庸(チョ・テヨン)氏は29日、金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長の辞任を受け、同ポストへの起用が発表された。

 尹大統領は4月末、米国を国賓として訪問する予定で、最大限迅速にアグレマンの手続きを進める方針という。

 趙氏は1985年に外務部(現外交部)に入庁。同部の北核外交企画団長や駐米公使などを務め、対米外交や北朝鮮核問題に詳しい代表的な外交官僚とされる。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後に退任したが、尹政権発足後に第1次官に抜てきされた。外交部で要職を歴任してきたが、大使の経験はない。


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