自宅からは男性が残した遺書が見つかった。遺書の内容は公開されていない。
男性は李氏の城南市長時代から秘書室長を務め、李氏が京畿道知事に当選すると秘書室長に起用された。その後は京畿住宅都市公社の本部長となり、同公社の社長が辞任してからは社長代行を務めた。辞任した社長は同公社が李氏の自宅の隣の部屋を借り、公社の職員たちが李氏の大統領選挙運動を支援したとの疑惑で警察の捜査を受けていた。男性は警察の捜査は受けていなかったという。
ただ、検察が李氏の複数の不正疑惑について捜査しているため、同氏の城南市長時代から側近だった男性も捜査対象に含まれていたとみられる。
李氏の関係者が死亡するのは5人目となる。2021年12月、城南市の都市開発事業の不正疑惑で城南都市開発公社の幹部が自殺。同月、同じ公社の幹部がまた自殺した。昨年1月には李氏の弁護士費用を企業が肩代わりしたとの疑惑を提起した市民団体の代表がソウル市内の宿泊施設で遺体で見つかった。同代表の死因は病死と発表された。同年7月には李氏の妻が京畿道の公務用クレジットカードを私的流用した疑惑で警察の捜査を受けていた人物が自殺した。
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