韓国音楽はどのジャンルよりも大衆の情緒がたくさん込められている歌だ。だからこそ、その歌には我々の人生の喜怒哀楽がそのまま込められている。今年リリースされた曲の中で、喜怒哀楽を上手く反映したアルバムや歌に、大韓大衆音楽評論家などの評価を総合してまとめてみた。

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<b>メロディの魔法使い“Toy”</b>
自分の役割をやり遂げたベテラン歌手たちと、完成度の高い作品を掲げた“若者の血”が、ファンたちを喜ばせた。6年ぶりにリリースされたToy(トイ)の6thアルバム『Thank you』と、ユンナの1stアルバム『告白日和』がその代表曲として注目された。Toyの6thアルバムは「落ちたメロディ生産力を、音楽的形式で埋めたアルバム」「よく作られたアルバムではあるが、そのネームバリューまでには至らなかった」という酷評も浴びたが、「CDを買わない大衆の足取りをCDショップに向かわせたアルバム」「すっきりした構成と感覚的な旋律で大衆を惹きつける魔法は健在」など、彼の復帰に拍手を送る意見も多かった。ユンナのアルバムは「愉快な10代の映画を見るように、ハツラツとして楽しい」「ボーカルの歌詞の浸透力などでは、断然今年の新鋭女性歌手」と好評を得た。

<b>ジャズは我慢して“シン・ヘチョル”</b>
惜しいという声を聞いたアルバムも多かった。<FTIsland>の1stアルバム(音楽が工産品になっていくということを感じた。バンドイメージだけを借用した)、<Super Junior(スーパージュニア)>の2ndアルバム(エンターテイナーではあるが、歌手はいない)、<sg WANNA BE+(エスジーワナビー)>の4thアルバム(R&Bでもなく国楽でもない“新派”)は、冷たい評価を聞かなければならなかった。シン・ヘチョルが8年ぶりにリリースしたソロアルバムであり、初のジャズプロジェクトアルバム『The Songs For The One』も惜しい作品だった。ある評論家はこのアルバムに対し「挑戦しなくてもいいジャズにあえて行ったのは、彼のカリスマを傷つけた」と伝えた。

<b>絶望を希望に『ガチョウの夢』</b>
大衆の心を最もせつなくさせた歌として、イン・スニの『ガチョウの夢』が挙げられた。「希望を与える悲しい歌はそう多くない。“哀”を越えてカタルシスを感じさせる歌」「今年の大衆音楽界だけでなく、今年を生きた人々にとって小さな慰めになった曲」などの賛辞が続いた。イ・ジョクの『幸いだ』(イ・ジョクの歌の力はやはり歌詞。恋人に捧げた歌が大衆の心まで慰めた)、イ・スンファンの『僕の気持ちがそうじゃない』(悲しみという感情を極限まで押し通したバラード)、Lucid Fall(本名:チョ・ユンソク)の『人間だったんだ』(愛でない、普遍的な人類愛でもこんな風に胸をジーンとさせることができる)などが後に続いた。

<b>全国民が踊った『Tell Me』</b>
この部門では<Wonder Girls(ワンダーガールズ)>の『Tell Me』を外せない。「ややこしい批評は必要ない。みんなが幼稚に遊べる歌はどのくらいぶりだろうか」「歌謡の肯定的な通俗性をよく示した歌」「シンドロームの根源が何かはわからないが、“大衆が愛した”という点では100%一致する曲」など、『Tell Me』熱風の要因とその意味に対する評価が続いた。その次がユンナの『パスワード486』。アルバム部門でも評価を得たユンナの歌は「今年聴いた唯一のロックリズム」という評価と共に、爽やかな歌唱力とハツラツとした歌詞が高評価を得た。

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