株価操作や資金横領などの疑いを持たれている投資諮問会社BBK前代表の金敬俊(キム・ギョンジュン)氏が、ハンナラ党公認大統領候補の李明博(イ・ミョンバク)氏がBBKの実質的な所有者であることを立証する資料だと主張してきた「裏契約書」を検察に提出したことが確認された。金氏の実姉が20日に聯合ニュースの電話取材に対し明らかにしたもので、詳しい内容は明かせないとしながらも、契約書を韓国の検察に提出したと述べた。
 これについては金氏自身も韓国送還後、地検に姿を見せた際、主張を立証する資料を持って帰国したのかと尋ねた聯合ニュース記者に対し、「持って来たものがある」と答えている。金氏は米ロサンゼルスの拘置所に収監されていた当時から、メディアとのインタビューを通じ「李候補と共同で設立した(インターネット金融会社の)LKeバンクがBBKの持ち株会社で、李候補がBBKの100%実所有者」と主張し、それを証明する裏契約書があると述べていた。LKeバンクはBBK、イーバンク証券仲介の株式を100%持つ持ち株会社で、代表理事(李候補)が会社の資金がどのようになっているのか知らなかったというのは話にならないとしている。

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 一方のハンナラ党側は、金氏が主張する「裏契約書」は偽造されたものだと主張している。このため検察は、提出された各種資料に対し、大検察庁(最高検察庁に相当)や国立化学捜査研究所の先端科学捜査技法を用い、真偽を確認する作業を行っている。資料の内容と李候補の関与疑惑、偽造やねつ造の真偽について、精密に検討していく方針だ。

 金氏の実姉はロサンゼルスで現地時間20日午前11時30分に記者会見を開き、BBK株価操作事件に関する立場を明らかにするとともに、裏契約書などの資料も公開する予定だ。


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