16日夜、ソウル中央地検に入るキム・ギョンジュン氏(中央)=(聯合)
16日夜、ソウル中央地検に入るキム・ギョンジュン氏(中央)=(聯合)
投資諮問会社BBK前代表、キム・ギョンジュン氏の株価操作・資金横領の疑いと李明博(イ・ミョンバク)ハンナラ党公認大統領候補の関与疑惑を捜査しているソウル中央地検特別捜査チームは、17日夜、キム氏に対する拘束令状を請求した。
 検察は2004年1月に、BBKと投資会社オプショナルベンチャーズを経営しながら株価を操作し会社資金384億ウォン(約46億円)を横領した容疑(証券取引法違反、横領、私文書偽造)でキム氏の逮捕令状を取り、米国に犯罪人引渡しを要求しているが、まずはその時と同じ容疑で令状を請求した。キム氏が拘束されれば、大統合民主新党が告発した通り、李候補がキム氏とともにBBKなどを経営しながら、李候補の兄と妻の弟が大株主の会社ダスの資金190億ウォンを使ってオプショナルベンチャーズの株価操作に加担した(証券取引法違反)か、ダスを実際に所有しながらも財産申告の際に漏れがあった(公職者倫理法違反)かなど、李候補にかかわる疑惑を本格的に追及する方針だ。

 キム氏は米国から送還された16日の夜9時から深夜まで、17日も午前10時から深夜まで検察の取り調べを受けた。本人が望めば18日に裁判所による拘束前の被疑者審問を経て、夜遅くに令状が発布されるかどうかが決まる。ソウル中央地裁も事件の重大性を考慮し、休日だが令状担当部長判事が直接処理することにした。

 キム氏側は、キム氏が李候補とともに設立したインターネット金融会社がBBKの持株会社で、李候補がBBKの実際の所有者だと主張してきた。17日の取り調べ前にキム氏は、主張を立証する資料を持ってきたかとの報道陣の質問に「持って来たものがある」と答えている。


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