告訴状を提出後、中央地検で会見するサムスン法務チームの弁護士ら=13日、ソウル(聯合)
告訴状を提出後、中央地検で会見するサムスン法務チームの弁護士ら=13日、ソウル(聯合)
サムスングループ元法務チーム長の金勇チョル(キム・ヨンチョル)弁護士に代わり、天主教正義具現全国司祭団が12日、検察総長に内定した林采珍(イム・チェジン)法務研修院長、大検察庁公安部の李貴男(イ・グィナム)部長、国家清廉委員会の李鍾伯(イ・ジョンベク)委員長(前法務部検察局長)の3人をサムスンのロビー対象検事に名指ししたことと関連し、サムスン側は13日、金弁護士を名誉棄損で告訴した。告訴状は、司祭団が3人との金品受け渡しなどの「管理役」と指摘した、第一毛織の諸振勳(チェ・ジンフン)社長、サムスングループの李又熙(イ・ウヒ)構造調整本部人事チーム長の名義となっている。
 司祭団は12日の記者会見で伝えたところによると、金弁護士は2001年の財務チーム在籍時、偽装された秘密金庫に保管された管理対象リストを見ており、リストには金が渡される場合に担当者の名前を記入する欄があるが、これが空欄のまま残るケースはほとんどないと主張しているという。これに対し、林院長らは「事実無根」とそろって否定しているほか、サムスン側も「悪意的なねつ造」との立場を示している。司祭団はあわせて、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)専務の違法な財産形成過程を記載した内部文書として、4ページの文書を公開した。

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 サムスン側の弁護士は告訴状提出後に行った記者会見で、「きのう金弁護士らが記者会見で示した李在鎔専務関連の資料は、エバーランド転換社債の低価格発行事件に関する捜査と裁判に参考にするため作られた弁論資料」と主張した。文書の作成時期は金弁護士側が主張した2000年ではなく、エバーランド事件の起訴を目前に控えた2003年10月で、作成者も構造調整本部財務チームではなく法務室の弁護士だと指摘した。

 文書は検察がすべて把握している内容で、捜査記録にも同じ内容が記載されているとし、「金弁護士と司祭団がいつ、だれが、どういった用途で文書を作成したのかについて詳しく知らないまま、なぜこのように主張したのかが疑問であり、腹立たしい」とする告訴人の立場を伝えた。


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