<b>「韓国では女戦士、米国では純情派」</b>
<b>「多様なイメージのため“変身、また変身”」</b>
<b>「韓・米どちらにも忠実でありたい」</b>
キム・ユンジンは韓国・MBCのバラエティ番組<黄金漁場>の<ムルパクトサ>コーナーで「“ワールドスター”という修飾語がプレッシャー」という悩みを打ち明けた。キム・ユンジンの所属事務所が報道資料を作っても、“女優キム・ユンジン”と書いているのに、記事には必ず“ワールドスター キム・ユンジン”と書かれるという。

キム・ユンジン の最新ニュースまとめ

米・ABCのドラマ『ロスト(LOST)』撮影の合間に韓国を訪問したキム・ユンジンに、「名実共に“ワールドスター”になってほしいという願いが込められた呼称」と説明してみた。しかし、キム・ユンジンと話していると、どんなささいなミスも許さないという性格が感じられた。

キム・ユンジンは明るい表情だったが、真面目で慎重だった。“気取る”という振る舞いとも、ほど遠く感じられた。

1996年、MBCドラマ『光州5・18』でデビューし、韓国超大作時代の先駆けとなった『シュリ』と、米ドラマ『ロスト』で韓米両国を行き来しているが、より大きな飛躍のための苦悩が絶えなかった。キム・ユンジンの苦悩とは、仕事に対する意欲と欲だ。彼女の心の中の苦悩をのぞいてみた。

<b>女戦士VS純情派</b>
キム・ユンジンの名前の前に“ワールドスター”以前によくついていた修飾語は何だろうか。それは“女戦士”だった。『シュリ』で見せた強靭な姿のせいだ。キム・ユンジンは「イメージを変えたかったんです。本当の純愛ロマンスを演じたくて、映画『密愛』を撮ったけれど、今も韓国での私のイメージは強い方でしょう」と伝えた。

11月14日公開を控えている映画『セブンデイズ』(監督:ウォン・シニョン/制作:プライムエンターテイメント)でも、誘拐された娘を救うために死刑囚の弁論を務めるという弁護士ユ・ジヨン役を演じ、苦しみに立ち向かう強じんな母親を演じた。

面白いことに、米国でのキム・ユンジンのイメージは、韓国と正反対だという。キム・ユンジンは「米国での私のイメージは、女性らしくてか弱いイメージです。何かあれば涙を流す…。女警官のような魅力的なキャラクターも演じてみたいけれど、米国ではむしろそんな役は似合わないと言われます」と打ち明ける。

キム・ユンジンは最近、女優としては第一印象と最初のイメージは非常に重要で、そのイメージがずっとつきまとう、と感じるという。キム・ユンジンの課題は、韓国と米国でそれぞれのイメージに変化を与えることだ。女優として新しい姿、色んな姿を見せたいという欲求が大きいからだ。

<b>ブロックバスターVS低予算映画</b>
キム・ユンジンは単身ハリウッドに渡り、がむしゃらに努力して『ロスト』に抜擢され、スターの座に上った。昨年、米国俳優組合賞TVドラマ部門のアンサンブル賞も受賞した。現在も『ロスト』に出演しているが、キム・ユンジンのハリウッド映画デビューに対する韓国と米国の関心も高い。

<第12回釜山国際映画祭>期間中、外国人記者によってキム・ユンジンがハリウッド映画『The Hanji Box』に出演するという報道がなされたのも、そうした関心の高さを反映しているものだ。キム・ユンジンは「本当に意外」と首をかしげる。

キム・ユンジンは「シナリオをもらったことはたくさんあるけれど“OK”していません。関心がある作品ならば“この作品に関心を持って検討中”と文書化する場合もあります。でも慎重に行動するために、その文書にサインもしていないんです」と伝えた。
『ウエスト32番街』にも出演が有力だと伝えられたことがあり、より慎重になったという。

キム・ユンジンがこのように慎重に作品を選ぶ理由は、今回の作品が自身にとって重要なターニングポイントになることをよくわかっているからだ。ハリウッドドラマではない、映画への初出演が、また大衆に強い“ファースト・イメージ”を与える可能性が大きいという点も無視できない。

「『ロスト』のおかげで、チャンスをよく与えられます。低予算映画のヒロインをやるか、ブロックバスターの助演を演じるか、選択が分かれているようです。どっちにしろ、韓国と米国を行き来しながら両方に忠実でありたい。韓国で影響力があってこそ、米国でも差別化が計れますしね」

Copyrights(C)sportshankook & etimes Syndicate & wowkorea.jp

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