ケリ(27)とキル(28)、この2人の集合体である<Leessang>の音楽には心の中の影めいた道を探す装置がついているようだ。彼らの音楽は寂しさを癒すソジュ(焼酎)一杯のような。

Leessang の最新ニュースまとめ

『Rush』『Fly High』『Leessangブルース』がそうだったように、今回出た3thアルバムの『俺は笑っているんじゃない』がそうだ。曲中“俺が笑うのは笑っているんじゃない、俺が歩いているのは歩いているんじゃない”と叫ぶこの曲は、すでに多くの人たちが口ずさんでいる。

「ひどく平凡な話だからこそ口ずさんでくれるみたいです。完全に僕たちの話ですからね」(キル)「保障がないじゃないですか。巨大な大ヒット映画ではなく、心に響く小さな映画というような。」(ケリ)
2年半ぶりに帰ってきた彼らの3thアルバムのタイトルは『Library Of Soul』、サブタイトルは『人生の宿』である。13曲にはそれぞれ異なる13個の魂が生きている。『俺は笑っているんじゃない』には愛にせつない魂が、『クァンデ(芸人)』にはステージの上で飛び跳ねる魂が、『ケリとキリ』には若者の魂が込められている。

音楽に映った彼らの人生はたやすいものではなかった。歌詞に彼らの人生歴程が込められている。
<Honey Family>として“売れてた”彼らは、2ndアルバムで失敗を味わう。(『ヤバウィ(ペテン)』)
豪華に暮らしたかった二十歳の彼らは、知り合いの先輩に1億ウォンを超える金を借りてLeessangをスタートした(『ケリとキリ』)。
Leessangの1stアルバム成功で再起した彼らは、とうとう恋をするようになった。2~3年間幸せだったが恋は楽ではなかったし、結局は別れという痛みを負った(『俺は笑っているんじゃない』『青春30』)

「生きていきながら心の痛みをたくさん背負いました。ケリは恋をつかんだけど僕はまだです。それで今もこうやってインタビューを受けているけど、笑っているのは笑っているんじゃないんです」(キル)
「僕たちは“負けず嫌い”で音楽を始めました。無視する人たちに何かを見せてやろうと本当に一生懸命音楽活動を行いました。そうやって音楽活動をやっているうちに、負けず嫌いが実力になっていったんです」(ケリ)
ここまでやってこれたのは先輩や友達、後輩たちの力だ。彼らの財産がどれだけ多いのかはアルバムの歌詞カードを見ればわかる。小さい文字でびっしり詰まった名前、写真の中の顔は、全て彼らとお酒を酌み交わした人たちだ。

ケリとキルはインタビュー中ずっと、3thアルバムの自慢よりも先輩たちの自慢を目一杯話した。Leessangの見えないメンバーであり、第3のメンバーという<Drunken Tiger(ドランクン・タイガー>のタイガーJKと、最後まで変わらないという<DJ DOC>のイ・ハヌルは彼らにとって頼もしい存在であることに間違いない。

「周りの人たちはフィーチャリングがなんでこんなに豪華なんだというが、有名だからと言って一緒に作ったんじゃないです。タイガーJK、ダイナミックデュオ、Bobby Kim、T(ユン・ミレ)全員僕らのムーブメント兄弟ですから。兄弟ですから一緒に仕事をするのは当然なことです」(ケリ)
「大変な時に一緒にお酒を飲んで、辛い時に多くの夜を一緒に過ごしたからお互いにとてもよく理解しています。皆人間的に本当に最高です。もちろん音楽は必須です。Epik High、ダイナミックデュオなど僕らのムーブメント兄弟が共に愛されて本当に嬉しいです」(キル)
Leessangは11日にソウル三成洞のクラブでパーティーを行う。もちろんこの日のパーティーはムーブメントミュージシャンたちが勢ぞろいする楽しいステージになる予定だ。

Copyrights(C)yonhapnews & etimes Syndicate & wowkorea.jp

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