ウクライナ義勇軍に参加の韓国人に死亡情報…韓国政府「イ・グン元大尉とは連絡つかず」

韓国外交部（外務省に相当）は22日、ウクライナを助けるために義勇兵として活動していた自国民の中で、1人以上の死者が出たとする機密情報を入手したと明らかにした。

イ・グン の最新ニュースまとめ

　外交部は「政府は最近、関係国を通じてウクライナ戦争に義勇兵として活動している自国民の中で、数名の死亡者が出たという情報を入手した。現在、多様なルートを通じて事実関係を確かめている」と述べた。入手した情報には、死亡者の名前は含まれていないという。

　外交部は政府の許可を受けずウクライナに入国し、現在まで在留中の自国民を4人と把握している。外交部は、この4人と直接あるいは家族に連絡を図り、生存を確認中だ。韓国海軍特殊戦戦団(UDT/SEAL)出身の元大尉であるユーチューバーのイ・グン氏とは、連絡が取れないという。

　最近、ウクライナのドンバス地域で大規模な交戦があり、比較的に安全だと思われていた西部リビウでも初めて民間人の死亡者が出るなど、状況が悪化している。そのため、韓国政府では無断入国者ができるだけ迅速に出国するよう家族などを通じて強く説得しているという。

　外交部は「ウクライナ東南部地域での交戦が激化しているため、身辺の安全が深刻に懸念される。ウクライナに無断で入国した自国民は、速やかに出国してほしい」と求めた。