義勇兵としてウクライナ入国のイ・グン元大尉に「死亡説」、韓国外交部「韓国人の被害情報、入っていない」(画像提供:wowkorea)
義勇兵としてウクライナ入国のイ・グン元大尉に「死亡説」、韓国外交部「韓国人の被害情報、入っていない」(画像提供:wowkorea)
韓国外交部(外務省に相当)は、ロシアによる侵攻で大規模な死傷者が発生しているウクライナについて、「現在、韓国人の被害情報は入っていない」と明らかにした。

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 外交部当局者は先ごろ、海外義勇軍として参戦すると宣言しウクライナに入国した韓国海軍特殊戦団出身のイ・グン元大尉(38)の「死亡説」がオンライン上を中心に拡散していることについて、このように回答。事実上、イ・グン元大尉の身辺には「異常なし」という回答を意味する。

 現在、イ・グン元大尉のInstagramなどSNSは数日間更新されていない。特に、ロシアの攻撃がウクライナ軍人のみならず海外からウクライナに入った外国人兵士、記者などに及んでいることから、イ・グン元大尉の安否に心配の声が相次いでいた。

 ただし、韓国外交当局はイ・グン元大尉と「直接連絡が取れているわけではない」とのことだ。韓国政府は「渡航禁止」を意味する渡航警報4段階発令も無視してウクライナに入国したイ・グン元大尉と同行者に対し、旅券法違反容疑で措置をとった状態だ。また、これとは別に旅券無効化など行政制裁手続きを進めている。

 現行「旅券法」上、韓国国民が渡航警報4段階が発令された国家を訪問、または在留する場合には外交部より「例外的旅券使用許可」を受ける必要がある。しかし、イ・グン元大尉はこれを申請していないことが確認された。

 旅券法は、韓国国民が外交部から「例外的旅券使用」許可を受けずに渡航警報4段階の国家を訪問または在留した場合、1年以下の懲役または1000万ウォン(約96万円)以下の罰金を科されることになっている。

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