大統領府の報道官「当選祝賀・落選慰労」記者会見中に涙=韓国(画像提供:wowkorea)
大統領府の報道官「当選祝賀・落選慰労」記者会見中に涙=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国大統領府のパク・ギョンミ報道官が10日、大統領選挙の結果について、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の対国民メッセージを伝えた。パク氏は会見途中に突然涙を流し、会見が一時中断するハプニングがあった。会見は約5分後に再開された。

 韓国大統領府は同日午前11時20分頃、大統領府内にある春秋館で記者会見を開催した。これに先立ち行われた文大統領とユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領の電話内容を伝えるために設けられた会見だった。

 パク氏は、次期大統領への文大統領の祝賀メッセージと通話内容についての会見を終えた後、「次は、文在寅大統領が国民に伝えるメッセージ」と会見を続けようとした。

「当選した方と支持者にお祝いの言葉を送り、落選した方と支持者に慰労の気持ちを伝える」と言ったところで、パク氏の声が震え始めた。結局、パク氏は後ろを振り向き、涙をぬぐわなければならなかった。

 それでも涙が止まらなかったパク氏は、演壇の後方に設けられた場所に移動し、会見が一時中断された。パク氏は、気を取り戻し中断約5分後に会見を再開し、文大統領の対国民メッセージを再び伝えた。

 この会見によると、文大統領は当選者、落選者とその支持者にお祝いと慰労の言葉を伝えた後「コロナ禍の中でも投票に多くの方が参加し、選挙が無事に行われるよう協力してくださった国民に感謝する」と謝意を示した。

 また「今回の選挙が熾烈(しれつ)で結果もわずかの差だった。これからは葛藤を克服して国民統合を成すのが重要だ。韓国政府は、国政の空白がないように、最後まで国政に専念し、次期政権の発足準備を支援したい」と述べた。
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