帰国者のうち最年長のユ・ギョンシクさんはともに解放された20人とともに会見を行い、代表してこのように述べた。ユさんの説明によると、一行は拉致されてから4日目に2つのグループに分けられ、その後6回にかけて少人数に分散させられた。ペ・ヒョンギュ牧師とシム・ソンミンさんが殺害された当時は2~4人ずつ計6グループに分かれていたという。
拉致当時の状況について取材陣から質問が上がると、帰国者らは若干緊張した表情を見せたものの、比較的落ち着いたようすで回答した。タリバンから改宗を迫られ、暴力と脅迫にも苦しめられたという。今後もイスラム地域での宣教活動を続けるのかという質問には、「海外宣教全般に対する教界の意見がまとまれば、その結果に従う」と答えた。ユさんは最後に、「国民と政府に大きな心配をかけ重ね重ね申し訳なく思っている。家族のもとに戻れるよう助けてくださった方々と国民の声援に感謝している」と述べた。
一方、帰国者らの治療を行ってきた病院側は、健康状態について、軽い消化器疾患と皮膚疾患のほかには風土病や感染症などは発見されていないとした上で、一部患者には急性ストレス反応のうつ、不安、不眠症などがあるため今後も治療が必要だと説明した。帰国者らはこの日全員退院し、場所を移して一定の期間、団体療養する予定だ。
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