キム・ジュン の最新ニュースまとめ
水産物の輸出額は今年7月にこれまでの過去最高額だった2019年の輸出額を超えた後、毎月最高額を更新している。品目別には韓国海苔(のり)、マグロなどの主力商品をはじめ、牡蠣(カキ)、ヒラメなどが増加している。国別には日本を除き、中国や米国はもちろん、ASEAN諸国や欧州などへの輸出が増加している。
特に、新型コロナの影響で簡単に食べられる物に対する選好度が高まり、練り物が輸出の目玉商品に浮上している。先月末基準で、練り物の輸出額は昨年より13.6%増加し、4100万ドル(約46億6800万円)と集計された。
米国とカナダ向けの輸出額がそれぞれ21.2%と40.1%増加するなど、北米市場での成長が目立っている。フィリピン、インドネシアの輸出額もそれぞれ12.2%と268%増加するなど、ASEAN市場でも増加傾向を見せている。練り物は最近、肉類に代わるタンパク質供給源であり低カロリー高タンパク食品としても高い関心を集めている。
ハラール認証を受けた水産食品がASEAN市場で好反応を得たことも輸出増加に影響を与えた。海洋水産部の国際認証取得支援事業を通してハラール認証を受けたキョンサンナムド(慶尚南道)のある水産食品加工企業はインドネシアに輸出される練り物の半分以上を生産しており、今年に入って53万ドル(約6000万円)の輸出額を記録した。
韓国国内では「魚肉ソーセージ」で有名なほかの企業もハラール練り物や魚肉ソーセージなど、現地適合型新規ブランドのローンチとともにオンラインマーケティングを強化し、中国やシンガポール向けの輸出額は昨年よりそれぞれ21.3%と559.4%成長した。
海洋水産部水産政策室のキム・ジュンソク室長は「韓国水産食品企業の積極的な商品開発と市場開拓努力のおかげで、今年10月基準で過去最高の輸出額を記録した」とし、「今後も輸出企業の活動を支援し、ネックを解消して輸出市場の活力をつなげていきたい」と述べた。
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