米の時事評論家、人気ドラマ「イカゲーム」象徴する “緑ジャージ”で番組出演…ドラマ引用して経済格差を語る(画像提供:wowkorea)
米の時事評論家、人気ドラマ「イカゲーム」象徴する “緑ジャージ”で番組出演…ドラマ引用して経済格差を語る(画像提供:wowkorea)
Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」が、世界中で旋風を巻き起こしている中、アメリカの時事評論家が劇中の登場人物が着用している服に似た“緑ジャージ”を着て出演し、話題になっている。

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 時事評論家のジェイソン・ジョンソン氏が現地時間8日の米・MSNBC放送の番組「THE BEAT」に出演して解説。ドラマ「イカゲーム」の登場人物が着用している腕に白いラインが入った緑色のジャージを着て登場した。

 ジョンソン氏は「『イカゲーム』に対するオマージュだ」と紹介し、アメリカの経済格差を取り扱った。

 アメリカで「イカゲーム」が熱い反応を得ていることについてジョンソン氏は「アメリカ人が、こみ上げる不平等の中で借金に対する社会的寓話に引かれている」と分析。

 ジョンソン氏は約3分にわたって、ドラマの中のシーンとアメリカの所得不平等の資料と共に経済格差の問題を強調した。

 新型コロナ感染拡大の状況で社会的弱者や教育水準が低い人たちはひどく苦しんでいる一方、アメリカ6大IT企業は莫大な収益を上げている点を皮肉った。

 また「イカゲーム」でパキスタン出身の労働者が韓国の工場で産業災害に遭っても未払いの月給をまともに受け取れないまま搾取されている内容を重点的に取り扱った。

 ジョンソン氏は「アメリカ人は『イカゲーム』に参加しようと思うでしょうか?」と投げかけて放送を終えた。

 ドラマ「イカゲーム」の象徴の一つとなっている緑ジャージはアメリカで熱い人気となっており、今回のハロウィンでも多くの人が扮装すると予想されている。中国の縫製業者がこのジャージを大量生産し、販売しているほどだ。

 一方、ドラマ「イカゲーム」は人生のがけっぷちに立った人たちが456億ウォン(約45億円)の賞金を懸けたゲームに、命を懸けて参加する内容で、世界80の国のNetflixで1位を記録した。

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