20日「ストーキング処罰法」施行…ストーキングの範囲が拡大、「被害者の家族も保護すべき」=韓国(画像提供:wowkorea)
20日「ストーキング処罰法」施行…ストーキングの範囲が拡大、「被害者の家族も保護すべき」=韓国(画像提供:wowkorea)
最近、30代の男性がインターネット放送で強制脱退されたことを恨み、このBJ(Broadcasting Jockey/韓国で人気を集めるライブストリーミングサービスAfreecaTVで顔出しの動画を配信する人)の母親を殺害し、自身は自殺を図った事件をめぐり、ストーキングの範囲が拡大しているという問題点が指摘された。

イ・スジョン の最新ニュースまとめ

キョンギ(京畿)大学・犯罪心理学科のイ・スジョン教授は6日、YTNラジオに出演し、「最近はストーキング犯罪が被害当事者にだけ人命被害を与えるのではない。報復の範囲が非常に拡大し、被害者の家族も身辺の安全に気を配らなければならない」と懸念を表した。

イ教授はBJの母親を殺害した30代男性の事件について、「苦しめることが目的であるストーキング犯罪であり、独特なストーカーの病的な執着とみられる」と話した。イ教授はこの男性について、「このBJ放送をフォローしていたものと伝えられたが、チャット上に『お前の両親が交通事故で死ねばいい』などの不適切な表現を送り続けたため遮断された」と説明した。

イ教授は、「しかしこの男性はあきらめず、BJの個人情報を調べ出し、メッセージで持続的に脅迫していたとみられる。遮断を解いてほしいと暴言を吐き続け、脅かしたようだ」とし、「連絡がつかず、遮断されたままだったため、結局BJの母親の携帯電話(番号)を調べ、BJに会わせてほしいという内容を話したとみられる」と述べた。

イ教授は、こうしたストーキング犯罪は個人情報の流出によるもので、知らない人に個人情報を露出させることは危険な結末を招くケースが多いと警告した。

イ教授は今月20日から「ストーキング処罰法」が施行されるとし、個人情報を奪取し電子通信網法で禁止されているメッセージや映像を送り相手を苦しめた場合、すべてオンラインストーキングに該当すると強調した。

イ教授は、「事態が深刻化する前に警察に通報し、累積すると懲役3年の刑まで科すことができる」とし、「また、凶器を持ち周辺をうろついたり、凶器で脅した場合、5年の刑を科すことができる」と付け加えた。
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