文大統領、「10月中、ベトナムにワクチン100万回分を支援」＝韓国

国連総会に出席するためニューヨークを訪問している韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領は21日（現地時間）、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席と会談した。会談の中で文氏は「両国は新型コロナの発生初期から防疫物資を分け合い、共に危機を克服してきた」とし、「10月中に、韓国は100万回分以上の新型コロナワクチンをベトナムに支援したい」と明らかにした。

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　また、文氏は両国の保健・ワクチンパートナーシップの構築、ベトナムでの疾病予防管理システム構築事業、そして韓国企業がベトナムで準備しているワクチン第3相臨床試験に関連して、ベトナム当局の支援と協力についても言及した。

　北朝鮮との非核化問題にも触れ、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和のための韓国政府の努力に、ベトナムが変わらぬ支持を表明してくれたことに感謝する」とし、「北朝鮮との対話再開のために、安保理の理事国で韓-ASEAN対話調整国でもあるベトナムが、今後も関心と建設的な役割をお願いする」と述べた。

　フック氏は「韓国とベトナムの包括的パートナーシップと相互信頼基盤の協力を期待する」と述べた。そしてバイオ・医学・先端技術・国防・安保分野での協力を例え、韓国の投資に感謝の意を表した。

　また、フック氏は「韓国のパンデミック管理や社会経済的回復など、ベトナムが韓国から学ぶ点が多い」と話した。続いて、現在の「戦略的パートナー関係」を一段階跳躍させることを提案した。

　フック氏は「パク・ハンソ監督がベトナムサッカーチームをうまく率いてワールドカップ予選を行っているが、次の試合はオーストラリア、中国」と話し、文氏はベトナムのワールドカップにおける善戦をたたえた。

　文氏は「フック主席と今後も緊密に協議していくことを希望する」と述べ、会談を終えた。