公演ポスター(提供)=15日、横浜(聯合)
公演ポスター(提供)=15日、横浜(聯合)
ベテラン歌手チョ・グァヌが、日本・横浜港ターミナル内大さん橋ホールでコンサートを開催した。
台風上陸のため公演当日まで開催が危ぶまれていたものの、1000人の観客が訪れ、歓声を送った。
 「日本に私の隠れたファンがいるという事実は衝撃的だった」と語るチョ・グァヌ。日本のファンたちはどのようにしてチョ・グァヌという歌手を知ったのか。韓流コンサートで別の歌手が彼の歌を歌ったのを聞いて、あるいはドラマファンが『チェオクの剣』『マイガール』などの主題歌を聞いて、などそのきっかけは実に多彩だ。終演後、楽屋にチョ・グァヌを訪ねた。以下は一問一答。

―台風のため、観客が集まるか心配されたのでは。
「台風がこんなに恐ろしいものだとは思いませんでした。1日で3歳年を取ったような気分です。1650席のチケットは完売していたものの、来てくれるのは多くて500人ほどだろうとあきらめていたところが、韓国人より日本人の観客が多く驚きました。東京から3時間かけて到着したのですがが、すでに公演は終わった後だったという人もいて、残念に思います」

―公演内容に満足されていますか。
「歌手ならば、すべての公演に満足はできないと思います。台風でも、来る人は来てくれるだろうと考えながらも、心配で前日は眠れませんでした。十分に睡眠を取れていたら、もっと良い声が出せたと思うと悔やまれます。初めての日本公演だったので、次はもっと良いものにしたいですね」

―ファンたちはハイトーンボイスに驚いていましたが、何オクターブの声が出せるのでしょう。
「5オクターブまで出せます。米国のスター、プリンスと同じですね。かなりの低音も出せるので、声域は広い方だと思います」

―大変な高音のファルセットで歌う『ファリネッリ』という曲で幕を上げましたが。
「スタッフが最重点を“ボイス”に置き、声で掌握しようと提案し、私もそれに同意したんです」

―日本のファンが最もよろこんだ曲は、冬のソナタの挿入歌『花畑で』でしたね。オリジナルではなくリメイク曲が1番喜ばれたということで、残念では?
「そういうことはまったくありません。チョン・フンヒ先輩が国際大会で優勝した曲で、私のリメイクで現代化したものです。どのような形であれ、歌い継がれることが重要だと思います」

―ご自身の音楽はどのようなジャンルだと定義されますか。
「韓国的なR&B、と言っていいと思います。または、フュージョンバラードとも区分できるのでは」

―全般的に曲は暗い雰囲気ですが。
「明るいものもありますが、ファンは悲しい歌を好みます。私は残酷な世の中、ねじ曲がった世の中で、少しでも人々を慰め、代弁できる歌を歌いたいんです」

―今日、ファンから言われて1番印象深かった言葉は。
「“どうしたら会えるのだろうか、どうしても1度会いたかった。生涯最高の日になった、また来てほしい”という言葉に、胸がじんとしました」

―日本語の勉強は?
「できませんでした。うまくしゃべれるようになろうというより、ファンの言葉を聞いて返事ができる程度には勉強しないと(笑)」

―今後の韓国、日本での活動計画は。
「韓国では10月に4年ぶり9枚目のアルバムをリリースし、11月10日には京畿道でコンサートも計画しています。ドラマや映画のオリジナル・サウンドトラックにも参加することになりそうです。日本では年内にもう一度コンサートを考えています。アルバムも出したいですが、まだハッキリした確かなスケジュールはありません」

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