今まさに恋をはじめた初々しい恋人たちにしては多少卑猥な言葉だが、これは間違いなく、ピンク色の感情を育んでいる“ハツラツガール”シン・ミナと“のっぽ”のイ・ギウの間で交わされた言葉である。
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11日午後2時、ソウル市鐘路(チョンロ)ソウル劇場で開かれたプレス試写会で、メディアに公開された映画『Sad Movie』(監督:クォン・ジョングァン/制作:アイフィルム)の中の“若々しいカップル”シン・ミナとイ・ギウの打てば響くようなコンビ演技が、水彩画のように穏やかなドラマの流れに活気を吹き込んだ。
映画『Sad Movie』は、一番幸せな瞬間に別れを向かえた4組のカップルの輝かしい恋の物語。チョン・ウソン、イム・スジョン、チャ・テヒョン、ソン・テヨン、ヨム・ジョンア、シン・ミナ、イ・ギウなど、トップスター7人のキャスティングですでに話題が集中している。
劇中、遊園地で仮面をかぶってパレードに出演する聴覚障害者“スウン”役を演じるシン・ミナは、顔にある小さな火傷の跡を見せる勇気がなく、仮面を脱いで顔を描かせて欲しいと頼むサンギュ(イ・ギウ)を避ける。
だから2人は出会うたびに「一度だけ脱いで」「イヤ」の“いさかい”を続け、“仮面脱がし戦争(?)”を何度も繰り返す。
一貫して顔の公開を拒否するシン・ミナに、「もしかして男?」とイ・ギウがからかうと、ムッとしたシン・ミナは、仮面の下から長い髪を引っ張り出し、スカートを持ち上げてしなやかな脚をチラリと見せる。それでも相変わらずイ・ギウが信じないので、女性である確かな証拠のブラジャーの紐を軽くはじく余裕を見せ、ウブ男イ・ギウを困らせ、KOさせてしまう。
彼女の顔を見られず余計にときめく男と、愛していると言えなくて余計に切ない女の初恋。そして彼らの辛い別れは新鮮さを秘めた2人の俳優の魅力が加わって、観客に静かな感動を与える。
トップスター7人の輝かしい別れの物語『Sad Movie』。この日シン・ミナは「自分の映画を見てこんなに泣く俳優はいない」と、濡れた瞳で感想を語り、イ・ギウもまた、「隣でミナがあんまり泣くので、涙をこらえるのに苦労した」と恥ずかしそうに話し、劇中の愛らしい一組の恋人の姿をそのまま映したようだった。
聴覚障害者の役をこなすため、実際に聾唖学校を何度も訪れ、役作りに徹したというシン・ミナは、「意外と聴覚障害者の人たちは明るくて自己表現が強いです」と、色眼鏡で見ないでほしいと願った。
また、同時期(27日)に公開を控えた別の主演作『野獣と美女』でも、視覚障害者に扮したシン・ミナは、「トリック的要素が多いコメディ物『野獣と美女』に比べ、『Sad Movie』はリアリティを強調しました」という。
これと共にイ・ギウは「劇中で僕らカップルは、本当はそんなに悲しいものではありません。だから余韻が残るように表現したし、4組の恋人たちの中で一番うまくいく可能性を持っています」と説明した。
前作『劇場戦』で、パートナーのオム・ジウォンを脱がせること(?)に成功したイ・ギウが、果たして次作の『Sad Movie』でもその目的を達成できるかどうかは、来たる20日に確認できる。
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