疾病管理庁中央防疫対策本部(以下、防対本)のクォン・ジュヌク第2副本部長はこの日、コロナ定例ブリーフィングで「流行のピークに上がる時間より頂点から下がる時間はもっと長くかかる」とし「呼吸器感染病や飛沫で伝播されるコロナは、流行を抑制するのにかかる時間がピークに至る時間より長い」と述べた。
防対本によると、この日0時基準の新規感染者は431人で、このうち国内発生感染者は403人だ。新規感染者の発生推移は0時基準で、1月10日から23日まで(2週間)、‘657 → 451 → 537 → 561 → 524 → 512 → 580 → 520 → 389 → 386 → 404 → 400 → 346 → 431人’となっている。
今回の3次流行は、ピークである12月25日の1240人まで1か月半ほどかかった。一方、3次流行が消滅するまでは、これよりはるかに多くの時間が必要と予想される。
さらに、3密環境や変異ウイルスの流行などもあり、減少傾向から再び拡散傾向へと転じることも十分にありうる。
クォン副本部長は「現在、国内基礎再生産指数(1人の感染者が何人を感染させるかの指数)は0.82だが、英国の変異ウイルスが国内に広範囲に広がれば、すぐに1.2に上がる」とし「昨年12月中旬の悪夢のような状況に戻るということ」と懸念した。
また「減少傾向は相当な時間がかかるのが事実であり、3密環境で多くの人が爆発的な流行を起こせば、その集団がまた他の流行を主導することになる」と付け加えた。
クォン副本部長は「今、300~400人の感染者水準を振り返ると、2次流行のピーク感染者数400人台半ばよりやや少ない」とし「まだ地域社会には、静かな伝播がたくさんある」と指摘した。
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