15日午後、「すべてのフェミズム」所属「堕胎罪は歴史的なTFチーム」はソウル・ソデムン(西大門)区の現代百貨店ユーフレックス新村店前広場で開かれた「最後の警告:堕胎罪全面廃止集会」に参加。
集会参加者らは、「堕胎罪を廃止せよ」「堕胎罪の完全廃止 最後まで戦う」などと書かれたプラカードをもってデモ行進をおこなった。
憲法裁は昨年4月、人工妊娠中絶手術を行い起訴された産婦人科医が「堕胎罪」の違憲性判断を求めた訴えに対して妊娠初期の中絶も全面的に禁止し、違反した場合に処罰するとした現行法の規定は妊婦の自己決定権を侵害するものであり「違憲」との判断を示した。胎児が母体を離れて生存可能な妊娠22週前後に到達する前は、妊婦の自己決定権を最大限に尊重すべきとの意見を提示。ただし、堕胎罪の規定を即座に廃止して中絶を全面的に認めることはできないとして、ことし12月31日までに法条項を改正するよう求める「憲法不合致」決定を出した。
一方、韓国政府が堕胎罪の維持を決定したことに対して、同罪の廃止を求めてきた女性団体の反発が強まっている。昨年8月、法務部(法務省に相当)の諮問機関である両性平等政策委員会も妊娠週数によって堕胎を認めるのではなく、堕胎罪を廃止して女性の妊娠・出産に対する自己決定権を保障するように勧告していた。
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