第2局に臨む李世ドル九段=19日、ソウル(聯合ニュース)
第2局に臨む李世ドル九段=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のプロ囲碁棋士、李世ドル(イ・セドル)九段が19日、ソウル市内で韓国製の囲碁人工知能(AI)「ハンドル」との引退対局(計3局)の第2局に臨み、黒星を喫した。  李氏は前日に先に2個の石を置くハンディ戦の置き碁で勝利を収めたが、第2局はハンディなしの互先(たがいせん)で対局。中盤に入り左上隅での接戦で犯した小さなミスが致命傷となった。 劣勢に立たされた李氏は相手の弱点を突こうと揺さぶりをかけたが、AIの鉄壁の防御は崩れず、李氏が122手で黒番中押し負けとなった。 前日はハンドルが失敗を犯して自滅したが、互先では李氏を完璧に圧倒した。  最終局は21日に李氏の出身地である南西部の全羅南道・新安で行われ、同氏が再び先に2個の石を置く置き碁で対局する。   ハンドルは、1月に韓国囲碁ランキングでトップクラスの九段5人と互先で行った対局でも全勝した。
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