2ndアルバム『Smile Again』が、発売後1ヶ月で売上10万枚という大ヒットを記録したKCM(22)は、歌手になる前は、運動選手とB-boyという異色な経歴を持っている。

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優れた歌唱力でR&Bミュージックを歌いこなす歌手が、過去アスリートだったということはなかなか思いつかない。

中学の頃から運動を欠かさず、槍投げ、砲丸投げといった陸上でその運動神経を発揮。当時、光明市(クァンミョンシ)で開かれた青少年体育大会予選で3位になったこともある。本戦に進み、いい成績を出せたが、「わが校に体育部ができるべきではない」という教師の反対で、わざと実力を出し切らなかった。

歌手デビュー前はB-boy生活をした。ヒップホップ音楽にあわせてダンスを踊った5年間の活動は、練習途の大ケガであきらめるしかなかった。オーディションで歌手の道に入ったが、相変わらずダンスは彼の人生において大きな意味を持つ。

運動は毎日ウェートトレーニングを続けている。キム・ジョングクと共に音楽界最高の筋肉モムチャン歌手として名を馳せているのもそのおかげだ。

B-boy生活をしたのも、歌手という夢を実現するためだったし、今はやりたかったことをやっている。ステージに立つたびに、ファンの呼応で自分が歌手であることを感じ、幸福感に浸る。いつも歌う前は微妙な緊張を感じるが、ステージに立った瞬間、緊張は春の陽に溶ける雪のように消えてしまう。

これまでKCMのファンは、数え切れないほどたくさんの思い出を彼にくれた。1stアルバムを発表し、活動開始から200日目の日、あるファンが毎日書いた手紙数百通を大きな袋にいれて彼に送った。最初はぬいぐるみかと思ったが、丸く巻いた手紙が山積みになっているのを見て感動の涙を流した。

また、2ndアルバム発表後、初めて地上波歌謡ランキング番組に出た日、多くのファンが自分を好きだと書いた垂れ幕を持って自分の歌を口ずさんでいた瞬間も忘れられない。

「ステージに立つたびに、自分が歌手であることを思い出させてくれ、パワーをくれるファンの皆さんに、いつも感謝の気持ちを忘れません」「歌の練習を怠らず、常に努力する姿勢でファンの愛情に応えます」と誓った。

KCMの夢は、自分が好きな音楽をやるより、大衆の好きな音楽で長い間、ロングラン歌手になる、ということ。その夢をどのように実現させていくか、その歩みが期待される。

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