また「駐メキシコ大使館は即時、警察領事を現地へ派遣し、公館長は迅速かつ公正な捜査を要請。警察領事は現地防犯カメラ映像を確保し、韓国の警察当局および遺族に伝達した」と説明している。
この事件は、遺族が大統領府(青瓦台)国民請願ホームページに文章を掲載したことで拡散された。ホームページには去る22日、「メキシコで残忍な死を遂げた夫を助けてください」とする請願が掲載された。
この請願者は「現地(メキシコ)時間の1月2日、夫はメキシコで出会った知人と新年会をしようと飲食店に向かったが、3次会をおこなった場所でスタッフと言い争いになった」とし、「その際、暴行された」と主張。その後、この男性が意識を失ったため、近隣の病院へ移送されたものの「死亡が確認された」とし、「鉄の棒で殴られたにも関わらず、『外傷はない、自然死』との結果が出た」と明かした。
遺族はこの死因に納得できず、韓国へ遺体を移送し国立科学捜査研究所で去る21日、再び解剖をおこなった。しかし、この結果、さらに衝撃的な事実が明らかとなった。
請願者は「解剖が終了し、法医官が『外傷の痕跡がある。衝撃的なことに脳と胃がない』と…。重要なことは脳を検査する必要があるがその脳がなく、現地の病院が、脳を韓国へ移送しなかったと(法医官から)伝えられた」と証言した。
同件について外交部は「メキシコ関係当局は、韓国国民の遺体解剖を実施し、駐メキシコ大使館は去る22日この解剖鑑定書を公式的に受け取った」としながら、「今後も、遺族へ必要な領事協力を提供していく」と明かしている。
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