カン・ソンヨン の最新ニュースまとめ
韓国ではあまり見られないハードボイルドというジャンルで、メガホンを取った崔洋一監督は、日本映画『血と骨』などで有名なハードボイルド界の巨匠。チ・ジニは双子の弟の復讐のため警察に偽装した殺人請負人、カン・ソンヨンは弟の婚約者である女刑事として登場、演技対決を繰り広げる。映画試写会に先立ち、2人に出会った。
<b>大変な時期に舞い込んできたこの作品</b>
今度の映画は、主人公2人が少し“大変な”時期にオファーが入ってきた。『宮廷女官チャングムの誓い』後、まともにオフを取っていないチ・ジニは疲労が溜まり、カン・ソンヨンは“強い女”と認識されている自身のイメージに悩んでいた。そんなところへ、“強い”映画の中でも最も“強い”映画であるハードボイルド作品のオファーがあったため、かなり困惑したと思われる。
「とても大変で疲れました。『宮廷女官チャングムの誓い』以降、『波乱万丈ミスキム10億作り』『Perhaps Love』『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』まで、休むことができなかったからです。映画『古い庭園』を撮っている最中に『壽』側から連絡が来たんですね。正直、気持ちが揺れ動いて、『古い庭園』のイム・サンス監督に聞いてみたら、何の言葉もなく親指だけを立てました。それで出演することにしました」(チ・ジニ)
「私のイメージが少し強いという言葉をたくさん聞いて、それについて色々考えていました。本当に、私と大衆が見る私の間の乖離(かいり)とでもいうか…。だけども、この作品を見たら、強いけど面白そうだったんです(笑)」(カン・ソンヨン)
<b>もう何が起きてもビクともしないはず</b>
予想はしていたが、崔洋一監督との仕事はかなり荒かった(?)。崔監督はリハーサルが完璧になるまで何度も行った後、撮影に臨むスタイルだった。アドリブメインの芝居に慣れた俳優たちにとっては、慣れない経験だったし、最初は充分なコミュニケーションもできないまま、1人口惜しがったりもした。
「撮影しながら、私ばかり弾けていました。また、撮影現場は全員、男性だったので寂しかったですし。けれども、一度弾けるのが難しいだけで、後になってみれば良かったと思います。大変な分、やりがいもあるじゃないですか。“私、やりきったんだ”というような。おかげで性格も強くなったし、もう何が起きてもびくともしないような感じです(笑)」(カン・ソンヨン)
「本当に戦争だと思いました。死ぬこともケガすることもある。戦争は終わらせなければならないし、また勝たなくてはならない。そんな覚悟で演じました。あらかじめ組んでするアクションではなく、本当に転がったり落ちながら撮影したんです。じん帯が少し伸びた程度は、予想よりずっと小さな負傷でした。撮影していくうちに、殴られたり投げられたりすることに、むしろ喜悦を感じました(笑)」(チ・ジニ)
<b>コメディーとミュージカル?</b>
今回の映画で、さらに信頼関係を築いた2人は、互いに似合うと思われるジャンルを推薦してくれた。歌手の経歴があるカン・ソンヨンはミュージカルが、意外とユーモアたっぷりなチ・ジニはコメディーがピッタリというのが、互いの分析だ。特にチ・ジニは、普段の生活そのままでもコメディーが生まれるくらいだという。
「僕はコメディーが大好き。いつか一度、思いっきり演じてみたいという思いもあります。後である程度の位置になった時、思いがけない変身を見せるんです。シングさんが“お前たちにカニの味がわかるのか?”と言ったような変身です」(チ・ジニ)
チ・ジニは続いて、カン・ソンヨンにミュージカルを推薦した。「ダンス・演技・歌、全部できるから、ミュージカルでいい役を演じたらすごいと思います。僕もミュージカルをやってみたい。ステージの後ろから、一度声を出すだけでもいいので(笑)」(チ・ジニ)
考えてみれば今回の映画では、コメディーや音楽などの慣れ親しんだ韓国興行の公式が目立たない。不慣れなジャンルに挑戦する不安はなかったのだろうか。
これに2人は「文化は多様性が命なのに、興行公式が繰り返されることの方が恐い」と口を揃える。また「この映画は新しい作品で、誠意がないという言葉を聞かないくらいのクオリティーを備えている」と、自信を表した。
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