5thアルバムをリリースしたチャン・ナラ　2年ぶりに韓国で活動再開

2007/03/06 13:27 コメント

2年ぶりに国内での活動を開始するチャン・ナラ(ワーナーミュージックコリア提供)＝2月23日、ソウル(聯合)

チャン・ナラの5枚目のアルバムはジャケットから、大人の雰囲気があふれている。前髪を下ろしほほえんだモノクロ写真が印象的だ。おてんばなイメージのあったチャン・ナラも、いつのまにか20代中盤の大人の女性になった。

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アルバムのタイトルも女性らしさを強調した『She』。成熟した女性の雰囲気を出したかったという彼女は、そんな女性が好きな曲を収録したと説明する。国内では2年2か月ぶりのリリースとなる新アルバムは、これまでの中国での活動を通じて成長した彼女の変化が感じられる仕上がりとなった。

「5枚目のアルバムだからといって、前のアルバムと大きな違いがあるものではありません。でも、前よりも古い感じを与えるのは確かなようです。歳をとった人が好きな歌ですね」。

チャン・ナラ自身は、アルバムをリリースするたびに自分の声に不満を持っていたという。幼さが残る声のため、感性的な歌は歌えないと考えていたというが、今回のアルバムでは余裕が出てきたようだ。「こんな声が自分の限界だと思って、もどかしかったです。力を入れてはだめな部分に力を入れたりもしましたね。でも今回はそういうことは意識しませんでした。こういう声を利用しようと決めたんです」。

この2年にわたり、中国を舞台に活動してきたチャン・ナラは、多くのドラマに出演し、アルバムをリリースした。アジア太平洋ミュージックアワードでは三冠王を達成し、韓流を代表するスターとしての座を確固たるものにした。「中国の新人のように地方をまわりましました。少しずつ顔が知られるようになり達成感も得られました。中国のファンも私がこうした活動をしていることを、高く買ってくれたようです」。

最近は、韓流ブームも以前ほどではないとの指摘が相次いでいる。現地で活動する歌手としてはどう感じているのか。
「韓流を好きな人がいれば、嫌いな人もいて、またそうした時期もあると思います。私が一生懸命やればいいことで、あまり深刻には考えていません」。

今年は韓国での活動を本格的に進める計画だ。歌手としての活動のほか映画出演も考えている。中国での活動には空白が生じることになるが、「すでに撮影済みのドラマが放映されるため、大きな問題はないです」と笑った。

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