「5thアルバムリリース後の空白期間中、音楽市場が急激に悪くなりました。必死になって競争しなければならない現実が嫌でした。そのままフラッと去りたい気持ちになりました」
POSITION(ポジション/本名:イム・ジェウク)が帰ってきた。2002年5thアルバム『ロマンチスト』以来5年、リメイクアルバム『ルネッサンス』以来2年ぶりに、6thアルバム『愛歌』で活動を再開した。

POSITION の最新ニュースまとめ

2001年冬、全国民から愛された『I LOVE YOU』の人気後、休息を選んだPOSITIONは、2005年、日本へと発った。音楽の勉強と音楽活動が主な目的だった。
J-POP界で韓国人歌手として生きるということに対する難しさや誇り、3年ぶりに国内活動をスタートさせた彼の近況を尋ねてみた。

<b>「競争の現実が嫌で、去りたいという思いも」</b>
「2005年にも音盤市場はよくなかったけど、帰ってきたら状況はより深刻化していた」
2年間日本活動に力を注いできたPOSITIONは、国内音盤市場の変化を感知してはいたが、予想よりも深刻な現実にとても驚いたという。

CDセールス100万枚を超えたら「ヒットしてちょっと人気出たね」という時代は、あまりにも遠い話になった。昨年のアルバムセールス1位が30万枚台ということを考えれば、「アルバム市場の沈滞は、歌手の生存を脅かすレベル」という言葉も大げさではない。
「危機打開の方法は2つだけ。この道を諦めて他の道に進むか、もしくはクオリティを高めてファンの信頼を得ること。僕は後者を選んだ」
10万枚が“ヒット”となった音楽市場の現実を認知しながらも、音楽の質を高めることが、彼が考えた活動方向だ。

しかし音楽界の危機が必ずしも悪いということばかりではないと言う。市場の難しさが、質を高めるのに一役買っているというのが彼の考えだ。
ライブが普遍化した音楽番組で、誰かが強要しなくても自らライブを行うようになったことや、サウンドに敏感なファンが増えるほど音響の質が高まっていることなどを例に挙げる。

<b>「リメイクは再生産ではなく再創造と思ってほしい」</b>
POSITIONは4thアルバム『blue day』を皮切りに、日本のヒット曲をリメイクし、好反応を得た。その頂点はスペシャルアルバムのタイトル曲『I LOVE YOU』だ。

6th『愛歌』のタイトル曲は、中島美嘉の『桜色舞うころ』をリメイクした『一日』という曲。純粋な創作曲ではなく、日本の音楽をリメイクすることに対する一部の批判に、POSITIONは「なぜ日本の音楽なんだと聞かれたら、答えるべき言葉がない。僕がその歌手の歌を、変化なくそのまま歌うことに没頭していたら非難を浴びても当然だ。しかし、その曲を僕の色合いを再創造することに、たくさんの努力を傾けた」と伝えた。

6thアルバムは96年にデビューした当時のPOSITIONの色合いをそのまま活かすことに力を注いだ。POSITIONは音楽番組をメインに活動し、一段と成長した自身の音楽世界を披露する予定だ。


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