盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は25日、青瓦台(大統領府)で新年記者会見を開き、冒頭発言を通じ、開かれたウリ党から離党を求められれば離党するとの考えを示した。

 盧大統領は、ウリ党からの離党者が相次ぎ、党が分裂の兆しを見せていることに対し、「とても遺憾だ」と述べるとともに、ウリ党を中心にして新党を作ろうとする人たちの政治的な目標を達成する方向でともに努力しようと呼びかけた。また別の新党を作るという人たちとも交渉をする考えを示した。大統領の党籍整理が新党の条件であるならば、離党するのがよいのではないかと述べ、党が求めるなら離党すると述べた。

 南北首脳会談の開催については、「今この時点での実現は難しいと考える」との認識を示した。6カ国協議と南北首脳会談は、同時ではなく順次に行うべき問題だとの考えによるもの。

 盧大統領は、北朝鮮核問題の基本的な糸口がつかめない状態で南北首脳会談を行っては、北朝鮮側に不利な環境を作るだけでなく、韓国にとっても得るものはないと説明した。核問題という中核が6カ国協議で米朝を中心軸として動いている以上、この問題が整理されなければ南北間の問題も本格的に始めることはできないと強調した。今は6カ国協議がうまくいくような雰囲気を作るという意味で、米国と北朝鮮に対し働きかけていくことが韓国政府の役割だと述べた。

 南北首脳会談反対を主張している野党に対しては、「公然とした政治攻勢であり、そのように発言するものではない」と批判した。野党はありもしない首脳会談について言及するべきではなく、マスコミも具体的な動きがない以上扱うべきではないと強く述べた。


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