<b>“小心者”だった子供時代 今回の撮影では共演者と親しくなり明るい姿も</b>
「子供の頃、先生に質問されると、恥ずかしくて何も答えられませんでした」
スエが“小心者”だった幼少期を公開した。スエは、「子どもの頃には口数も少なく、静かで内向的な子どもでした」「授業中、先生に質問されると、答えを知っていても恥ずかしくて手を挙げられなかった」「ある時、先生が私に質問をして、答えを知っていたけど答えられず、答えられないのに手を挙げたといって罰を受けたこともあります」と打ち明ける。また、新しい服をもらうと、周りに新しい服だと言われるのが嫌で、新しい服では外出しなかったという。
「血液型がAB型なので」と話すスエは、「そんな子供だった私が、女優になったことが不思議」と笑う。

スエ(女優) の最新ニュースまとめ

今は少しマシになったが、大人になった今も、相変わらず恥ずかしがり屋のスエは、「人見知りが激しくて、人とすぐには親しくなれず、これまで撮影現場で、スタッフや共演者と親しくできなかったんです」「今回の『夏物語』の現場では、心に決めて、仲良くなろうと努力しました。今年の夏は、慶尚北道(キョンサンプクド)惟泉郡(イェチョングン)の人たちと一緒に過ごして、親しくなれたと思います」と話した。

彼女は「約4か月間、“空気がきれいで水がきれいな” 惟泉で合宿したので、そこにいながら髪の調子もよくなって、体も健康になりました」と、撮影当時を振り返る。

そのお陰なのか、芸能界でも口数が少ないことで有名なスエは、記者とのインタビューで明るい様子を見せ、彼女ならではのユーモアを見せつけた。

<b>スエ 運命のように訪れた恋は“涙”なのか</b>
目に涙をいっぱい溜めたような潤んだ瞳が、日差しの中で一層輝く。
正統派ラブストーリー『夏物語』(原題:その年の夏/監督:チョ・グンシク/制作:KMカルチャー制作)を掲げて現れたスエは、一段と成熟した様子だった。デビュー作『ファミリー』と『ウェディングキャンペーン』、そして今回の『夏物語』まで、3作のフィルモグラフィーを持つ、今はまだ新人という言葉が合うが、なぜかすでに幾つもの映画に出演したベテラン女優のような感じだ。特に『夏物語』は、今すぐにでも涙を流し出しそうな、スエの初の純愛映画挑戦作。

スエは、「何本もの純愛映画に出演した女優のような感じがする」という言葉に、「明るい私を何度も見てもらったのに、ほとんどがエンディングで涙を流すので、そういう印象が深く残っていて、そう見えるんじゃないでしょうか」「本当はもっとサバサバしてます」と笑った。

しかし、スエは今回の映画のポスター撮影を行いながら、何度も涙を流さなくてはならなかった。去る9月に共演のイ・ビョンホンと参加したポスター撮影現場で、彼女は延べ12時間以上、様々なポーズで感情を表現した。当時の現場に同席した制作会社の関係者によると、スエは数時間も涙を流しているうちに、しまいには感情を抑えきれず、休憩時間にも涙を流していたという。

果たして涙の秘訣は何だろうか。しかしスエは「特別な秘訣はありません。悲しいことを考えたり、憂鬱になったりしようとはしていません」「なぜ泣かなきゃいけないのか、その状況を充分に説明してもらえれば役になりきれるし、そうすれば自然と涙が出てくる」と語った。代わりに「無理矢理涙を誘う演技、つまり、ワケもなく泣かなくてはならない演技では、涙は出てこない」と付け加える。

もう一度強調するが、『夏物語』は彼女の初めての純愛映画である。この映画でスエは、ある夏、農村へボランティア活動を行うためにやって来た大学生ソギョン(イ・ビョンホン)と運命的な恋に落ちるという、田舎の図書館司書ジョンイン役を演じた。スエは「ラブストーリーを演じてみたいと思っていた時にオファーが来た『夏物語』は、ぴったりなシナリオでした」と、出演の背景を説明した。しかし、出演を決心するまでは悩みに悩んだという。

「主人公ジョンインの性格と私の性格は、似ている点が多くて、これが私のプラスになるのか、もしくはマイナスになるのかと悩みました。最後まで悩んでいたのですが、監督に初めて出会った席で、この映画をやるべきだと確信しました」
スエは口数が少ないチョ監督の目を見て、自分が持っているものよりも、もっと多くを与えることができそうだと感じたという。

さらに、相手役がイ・ビョンホンという事実は、彼女には大きな魅力だった。スエはドラマ『美しき日々』でイ・ビョンホンを見て、ぜひ一度は共演してみたいという思いがあった。イ・ビョンホンのどこが最も魅力的かという質問に、「眼差し」と恥ずかしそうに答えた。

「私は相手役の俳優さんに恵まれているみたいです。最初のチュ・ヒョンさんもそうだし、チョン・ジェヨンさん、チェ・スジョンさん、そしてイ・ビョンホンさんまで。他の人たちは映画が終わると、相手の俳優さんと疎遠になることもあるみたいだけど、私は違いますね(笑)」
スエは当分、『夏物語』のプロモーションだけに力を注ぐ考えだ。日本に400万ドルで輸出された『夏物語』は、今月末の国内公開後、すぐに日本公開を控えているからだ。

日本公開時期には日本でのプロモーション活動も行う予定だというスエは、「正直に言って、撮影現場を訪れるビョンホンさんの日本ファンを見ると羨ましかったりもしますが、まだ韓流スターへの欲はありません」「初心を忘れずにコツコツと努力して、まず先に韓国で認められる女優になりたい」と語った。


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