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低予算でも感動与えたリオ開会式 韓国・平昌五輪の参考に
【リオデジャネイロ聯合ニュース】ブラジルで5日開催されたリオデジャネイロ五輪の開会式は、2年後に韓国で開催される平昌冬季五輪にも大きな示唆を与えた。低予算でも世界に感動を与える開会式ができることを証明した。 リオ五輪の開会式の予算は、2012年ロンドン五輪開会式の予算4200万ドル(約43億円)の半分程度だった。08年北京、10年バンクーバー、12年ロンドン、14年ソチと近年の五輪開会式は開催国の威信をかけたものだったが、リオ五輪はこうした流れを反転させた。ブラジルは経済の低迷と政局の混乱が続いており、五輪開会式の予算も大幅に削られたにもかかわらず、さまざまな懸念を拭い去る見事な開会式で世界中から賛辞を贈られた。 韓国政府代表として開会式に出席した金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光部長官は「平昌を考えながら強い関心をもって開会式を見守ったが、大変感動した」と、18年2月開催の平昌冬季五輪の参考にする意向を示した。 リオ五輪開会式の成功は、低予算でも効率を最大限引き上げたイタリア人のマルコ・バリッチ総監督に負うところが大きい。地球温暖化などの環境問題と、テロが頻発する中で世界が共存する問題に重点を置いたといえる。 バリッチ氏は聯合ニュースの単独インタビューに対し、「平昌は2018年のイシューを2018年の言葉で語る必要がある」「韓国的な価値を世界に通じる言葉で語るべきだ」と助言した。 同氏は「韓国はこの40年で奇跡のような発展を成し遂げた国だ。世界は韓国から学ぶことが大変多い」としながら、優れた科学技術や発達した自動車、造船産業に言及。こうした強みを五輪開会式で示せば世界に寄与することになるとの考えを示すとともに、「韓国が素晴らしい行事を行う力は十分だと確信する」と語った。